アルバルク東京

A東京は国立代々木競技場第一、第ニ体育館の併用による特例措置

Bリーグが4月度の理事会を実施し、第2回クラブライセンスの判定結果を発表した。3月の時点で継続審議になっていたアルバルク東京、新潟アルビレックスBB、富山グラウジーズ、三遠ネオフェニックスの4クラブすべてがB1ライセンスを交付されることになった。

Bリーグはホームアリーナの使用に関し、B1ライセンスにおいてはリーグ戦のホームゲーム数の80%以上、B2ライセンスにおいてはリーグ戦のホームゲーム数の60%以上を当該アリーナで開催しなければならないことがクラブライセンス交付規則に明記されている。

ただ、規則には「ホームアリーナは震災や事故等またはアリーナの新設計画や改修計画がある場合等、理事会がやむを得ない事情があると判断した場合には、本基準の判定において特別な取扱いを行うことができるものとする。また、アリーナの新設計画があり特別な取扱いを行う場合においては、対象シーズンに使用するアリーナの入場可能数はB1:3,000席以上とする」とも明記されている。

A東京は国立代々木競技場第一体育館での8割の開催が難しい状況のため継続審議となっていた。この「震災や事故等」がコロナ事由に該当し、3,000席ある国立代々木競技場第ニ体育館を併用することで、特例として承認されることになった。また、A東京は2025年秋にお台場エリアの青海に新アリーナを建設する『TOKYO A-ARENA PROJECT』をすでに発表しているが、こちらも3,000席以上の条件を満たしている。

リーグの担当者はA東京の継続審議が長引いた理由を次のように説明した。「ホームアリーナという概念があって、ホームアリーナ要件を準拠いただくわけですが、理想としては3、000席以上のアリーナで、さらにそこで8割を開催してくださいといった指導をしていました。A東京が直面した課題はリーグ戦ホームゲーム数の80パーセント以上開催ということです。新設アリーナで判定したとしても、80%以上開催が当てハマらないという状況でした。代々木第一で判定しても、新設アリーナで判定しても、同じ課題に直面したと思います」

また、アースフレンズ東京Z、バンビシャス奈良、香川ファイブアローズ、山形ワイヴァンズにB2ライセンスが交付されることに。財務基準の確からしさを理由にB1ライセンスが継続審議となっていた山形は、クラブで申請するライセンスを見直し、今回新たにB2ライセンスを申請して交付を受けることになった。

B1ライセンス交付32クラブ(B1:24 B2:8)
☆:第1回判定で継続審議になっていたチーム
B1所属
レバンガ北海道
仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
茨城ロボッツ
宇都宮ブレックス
群馬クレインサンダーズ
千葉ジェッツ
アルバルク東京 ☆
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビー・コルセアーズ
新潟アルビレックスBB ☆
富山グラウジーズ ☆
信州ブレイブウォリアーズ
三遠ネオフェニックス ☆
シーホース三河
ファイティングイーグルス名古屋
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
滋賀レイクス
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
琉球ゴールデンキングス

B2所属
福島ファイヤーボンズ ☆
越谷アルファーズ
アルティーリ千葉
西宮ストークス
ライジングゼファー福岡
佐賀バルーナーズ
長崎ヴェルカ
熊本ヴォルターズ

B2ライセンス交付16クラブ(B2:6 準加盟10)
B2所属
青森ワッツ
山形ワイヴァンズ ☆
アースフレンズ東京Z ☆
バンビシャス奈良 ☆
香川ファイブアローズ
愛媛オレンジバイキングス

準加盟
岩手ビッグブルズ
さいたまブロンコス
立川ダイス
東京八王子ビートレインズ
横浜エクセレンス
岐阜スゥープス
ベルテックス静岡
トライフープ岡山
山口ペイトリオッツ
鹿児島レブナイズ

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