ザイオン・ウィリアムソン

レギュラーシーズンは29試合のみの出場、プレーイン・トーナメントの欠場も確定的

ペリカンズはレギュラーシーズンを西カンファレンス9位で終え、現地12日に同カンファレンス10位のサンダーとプレーイン・トーナメントで激突する。しかし、この大一番でもエースのザイオン・ウィリアムソンは欠場予定だ。

プロ4年目となる今シーズン、ウィリアムソンは1試合平均26.0得点、7.0リバウンド、4.6アシスト、フィールドゴール成功率60.8%とコートに立てば試合を支配するパフォーマンスを見せた。しかし、課題である故障の多さを再び露呈し、わずか29試合のみの出場でレギュラーシーズンを終えた。

1月2日のセブンティシクサーズ戦を最後に右ハムストリングの故障で欠場を続けるウィリアムソンの状態について、『The Athletic』のシャムス・カラニア記者は、「私が聞いたところによると、ウィリアムソンの復帰の具体的な目処は立っていない」と明かした。

さらにカラニア記者は、次のようにウィリアムソンの現状を続ける。「ハムストリングについては回復に近づいているかもしれない。ただ、コンディショニングの面からいうと、彼は実戦から離れているギャップを埋めることができていない。1月の離脱当初、彼は6週間から7週間で復帰できる見込みだったが、そこからケガを悪化させてしまった。今の段階でペリカンズは、ウィリアムソンがプレーオフのファーストラウンドでコートに立てると期待していない」

ウィリアムソンの欠場は、チームにとって痛手だ。それでも、今のペリカンズは彼抜きでもレギュラーシーズン最後の12試合で9勝を挙げ、2017-18シーズン以来となるシーズン勝ち越し(42勝40敗)と、上昇気流に乗って大一番を迎える。ともに1試合平均20.0得点を超えるブランドン・イングラムとCJ・マッカラムのダブルエースに加え、今シーズン大きな成長を遂げた2年目のトレイ・マーフィー三世らを軸とした今の戦力でも、プレーイン・トーナメントを勝ち抜く力を備えている。