八村塁

レブロン「今の場所にいることはうれしいけど、満足することはない」

現地4月9日、レイカーズがレギュラーシーズン最終戦でジャズと対戦した。

八村塁はいつもと同様に第1クォーター途中からコートに立つと、ステップバックからのミドルシュートを沈め、高い身体能力を生かしたディフェンスリバウンド、ボールプッシュからシュートファウルを誘発と持ち味を発揮した。オースティン・リーブスとの合わせからダンクに持ち込んだシーンでは、惜しくもリングの奥にボールが当たり得点にはならなかった。

前半を4得点で終えた八村だったが、後半も攻守で存在感を見せる。ディアンジェロ・ラッセルのドライブに合わせてベースラインからペイントに侵入し、イージーダンクを決めれば、第3クォーター終盤にはフェイダウェイを沈めた。2点リードで迎えた最終クォーター序盤には、ショットクロックがわずかな場面でコーナーからドライブに行き、2人をかわしてゴール下を決めた。

長距離砲がリングに嫌われ続け、3ポイントシュートは6本打つも成功ナシに終わったが、2人に囲まれ、ファウルを受けながらフェイダウェイを沈めるなど、12得点まで伸ばした。また、3点リードで迎えた最終クォーター残り2分には、ケリー・オリニクのドライビングレイアップを後ろから後ろからはたき落とした。このプレーの後、アンソニー・デイビスの得点に繋げ、レブロン・ジェームズが試合を決める3ポイントシュートを沈めて128-117で勝利した。

八村は23分のプレータイムでフィールドゴール14本中5本成功の12得点5リバウンド2アシスト1ブロックを記録。この勝利で43勝39敗でレギュラーシーズンを終えたレイカーズは、西カンファレンス7位でプレーイン・トーナメントに進出する。最低限の目標であるプレーオフにはあと1勝が必要だが、2勝10敗とスタートダッシュに失敗しただけに及第点と言える結果となった。

レブロンは言う。「次のステップに進むことができる位置に持ってくることができた。僕らが求めたのは、前に進むためのポジションを確保することだったんだ。本当に遅いスタートを切ったから今の場所にいることはうれしいけど、満足することはない」