八村「リズムに乗れたら試合が読めて、よりアグレッシブにプレーできる」
現地4月2日、レイカーズがアウェーでロケッツと対戦した。アンソニー・デイビスがフィールドゴール20本中15本を成功させてゲームハイの40得点を挙げ、レブロン・ジェームズが18得点10リバウンド11アシストのトリプル・ダブルを記録し134-109で快勝した。
『ビッグ2』の活躍は目立ったが、彼らに次ぐインパクトを残したのが八村塁だった。25分のプレータイムでフィールドゴール14本中10本を成功させ20得点を記録し、さらに12リバウンド3ブロックと攻守に大暴れだった。ダブル・ダブルの活躍を見せた八村は特にリムプロテクターとして機能していたディフェンス面について言及した。
「レイカーズに来てからずっとコーチとディフェンスについて話してきた。ディフェンスでインパクトを残していほしいと言われていて、コーチとフィルムを見て、様々なことを学べていて良い感じだよ。あとはAD(デイビス)のブロックのタイミングを見て勉強していて、その効果が出たのかな」
また、この日の八村はレブロンへのスクリーン&ダイブから得点を量産し、互いに速攻をアシストする場面もあるなど、連携の良さが目立った。八村も「僕とレブロンは多くの場面で連携できる」と言い、自身の好パフォーマンスを振り返った。
「彼は素晴らしいし、その影響は大きいけど、僕は走れるからね。彼は誰かに走ってほしいから、僕はその点でたくさん連携ができる。セットオフェンスでもフィジカルにプレーできるし、3ポイントシュートも打てるから僕にとってもフィットしている。リズムをつかみ始めているのが大きいと思う。リズムに乗れたら試合が読めて、もっと早く動けてポジションも取れるしフィジカルになれる。考えてプレーしなくていいから、よりアグレッシブにプレーすることができるんだ」
この日、ジェイソン・キッドと並び歴代4位となる107回目のトリプル・ダブルを達成したレブロンも八村をこのように称賛した。「今回の試合は塁にボールを託すべきだった。オフェンスでもディフェンスでもかなり活躍していた。ビッグブロックがいくつかあったし、リバウンドもよく取っていた。彼が何ができるかは知っているしコートで彼のことを探している。ADはいつものADだったから、あとはみんなが彼についていくだけだった。このチームの良いところはみんなが得点を取れること。相手は1人だけに集中できない。オースティン(リーブス)もリズムに乗っていて、塁の得点力も高い。彼のようなサイズとスピードを持った選手を止めることは難しい。今回の彼は自信にあふれていたし、これからももっと続けてほしい」
また、このアウェー3連戦の間、フィールドゴール成功率65.2%で平均38.7得点と絶好調のデイビスも八村をこのように称賛した。「もちろん、彼のミドルシュートなどオフェンス能力は知っているが、今日の塁のディフェンスは素晴らしかった。彼は何本のブロックしたっけ? 3本か、ダンクをリング前で止めていたし、ディフェンスが本当に素晴らしかったよ」
レイカーズは明日のジャズ戦で遠征を終え、クリッパーズとの連戦に臨み、ホームでサンズ、ジャズと対戦してレギュラーシーズンを終える。現在西カンファレンス7位だが、5位のクリッパーズ、6位のウォリアーズとは0.5ゲーム差なため、プレーオフにストレートインすることも可能だ。そのためには調子を上げている八村の活躍は欠かせない。