3ポイントシュートを2本放つも、ともに失敗に終わる
現地3月29日、渡邊雄太の所属するネッツはホームでロケッツと対戦。試合終盤まで一進一退の攻防が続いたが、勝負どころで連続得点に成功して123-114で勝利した。
第1クォーター、ネッツはロケッツのインサイドアタックにトランジションオフェンスで対抗。テンポ良く得点を重ねて30-25とリードして最初のクォーターを終える。第2クォーターに入ると、人とボールが動いて3ポイントシュートを打つなどオフェンスから流れを引き寄せようとするも、ゴール下で粘り続けるロケッツに気圧され、1点ビハインドで試合を折り返した。
第3クォーターでは、ロケッツの足が止まった隙にキックアウトから3ポイントシュートを決めるなど機動力で上回り早々に逆転する。しかし、ディフェンスリバウンドを取り切れずロケッツにセカンドチャンスを与えてしまい突き放せない。渡邊は、4点リードで迎えた残り4分半にこの日初めてコートに立つと、ヘルプディフェンスなどでゴール下での守備に貢献する。残り1分にはコーナーからリングにアタックして相手のファウルを誘発。獲得したフリースローを2本とも沈めて初得点を記録した。
続けて出場した第4クォーターでは、最初のオフェンスであわやターンオーバーとなるも、ドライブからキックアウトしてロイス・オニールの3ポイントシュートをアシストする。続けて3ポイントシュートのチャンスを得た渡邊だったが、リングに弾かれ決め切れず。逆に、マークについていたジャバリ・スミスJr.とケビン・ポーターJr.に連続得点を許してしまい、点差を広げられる。このプレーの後のタイムアウト以降、渡邊にプレータイムは与えられなかった。
ネッツが7点ビハインドで迎えた第4クォーター残り9分半、キャメロン・ジョンソンの連続3ポイントシュートを含む4本の3ポイントシュートに成功して1点差までビハインドを縮める。その後は一進一退の攻防が繰り広げられたが、残り3分に決まったオニールの2本目となる3ポイントシュートを口火に、14-2のランに成功。形勢逆転したネッツがそのまま逃げ切った。
渡邊は6分の出場で、2得点1アシストをマーク。フィールドゴールは3ポイントシュート2本に留まり、成功させることはできなかった。また、出場時のプラスマイナスはチーム最低の-11を記録した。短いプレータイムの中で結果を残すことは難しいが、得意の3ポイントシュートやディフェンス力を発揮してきっかけをつかんでもらいたい。