目標の年間入場者数300万人超え達成の見込み
Bリーグが3月度の理事会を実施。新型コロナウイルス感染症対策ガイドライン改正、Monthly Marketing Report、2023-24シーズンB.LEAGUEクラブライセンス第一回判定結果の3点について主に議論がなされた。
すでにBリーグは3月13日以降の屋内でのマスク着用については、個人の判断に委ねることを基本とすることをアナウンスしていたが、今回あらためて屋外では緩和、屋内では継続着用の方針だと発表した。そして、新型コロナウィルス感染症の位置づけを現在の「2類相当」から「5類」に移行する5月8日からは、行動制限も撤廃する方向で、家庭内濃厚接触は独自基準の濃厚接触者と同じく扱う方針であるという。
入場者状況については琉球ゴールデンキングスが平均6,000人超え、A東京が5,000人超え、川崎ブレイブサンダースと千葉ジェッツが4,000人超えで、2月28日時点でB1が平均3.311人、B2が1,220人であることが発表された。B1とB2に開きはあるが、B2は様々な施策が成功し、上昇傾向にあるという。Bリーグは以前から2020年までに年間入場者数300万人超(ポストシーズンを含む)を目指していたが、新型コロナウイルスの影響により未達となっていた。それでも、現在のペースで行けば今シーズンはそれを超える予測であることも発表された。
そして、クラブライセンスの第一回判定結果についても言及。クラブライセンスはバスケットボール界全体の安定的・持続的な成長と発展に寄与することを最大の目的とし、ライセンス判定は以下の5つの基準で判定される。
1.競技基準〈6基準〉=S基準(Sporting Criteria)
2.施設基準〈2基準〉=I基準 (Infrastructure Criteria)※ 別途「アリーナ検査要項」で詳細を定めている
3.人事・組織体制基準〈15基準〉=P基準 (Personnel and Administrative Criteria)
4.法務基準〈8基準〉=L基準 (Legal Criteria)
5.財務基準〈10基準〉=F基準 (Financial Criteria)
判定の結果、B1の20クラブ、B2の7クラブにB1ライセンスが交付されることに。B1に所属しているクラブではアルバルク東京(施設基準の確からしさ)、新潟アルビレックスBB(財務基準の確からしさ)、富山グラウジーズ(財務基準の確からしさ)、三遠ネオフェニックス(財務基準の確からしさ)の4クラブがB1ライセンスを交付されず継続審議となった。
「確からしさ」の定義について議論がなされたが、リーグの担当者は「現段階で満たしていない、不十分だという言葉は適切ではないと思っています。このタイミングでは積み上がっていないという状況で、継続的な積み上げをこの1カ月で見ていく必要がある」と説明した。
B1ライセンス交付27クラブ
B1所属
レバンガ北海道
仙台89ERS
秋田ノーザンハピネッツ
茨城ロボッツ
宇都宮ブレックス
群馬クレインサンダーズ
千葉ジェッツ
サンロッカーズ渋谷
川崎ブレイブサンダース
横浜ビー・コルセアーズ
信州ブレイブウォリアーズ
シーホース三河
ファイティングイーグルス名古屋
名古屋ダイヤモンドドルフィンズ
滋賀レイクス
京都ハンナリーズ
大阪エヴェッサ
島根スサノオマジック
広島ドラゴンフライズ
琉球ゴールデンキングス
B2所属
越谷アルファーズ
アルティーリ千葉
西宮ストークス
ライジングゼファー福岡
佐賀バルーナーズ
長崎ヴェルカ
熊本ヴォルターズ
B2ライセンス交付12クラブ
B2所属
青森ワッツ
愛媛オレンジバイキングス
準加盟
岩手ビッグブルズ
さいたまブロンコス
立川ダイス
東京八王子ビートレインズ
横浜エクセレンス
岐阜スゥープス
ベルテックス静岡
トライフープ岡山
山口ペイトリオッツ
鹿児島レブナイズ
継続審議
アルバルク東京(継続審議理由:施設基準の確からしさ)※B1ライセンス
新潟アルビレックスBB(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B1ライセンス
富山グラウジーズ(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B1ライセンス
三遠ネオフェニックス(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B1ライセンス
山形ワイヴァンズ(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B1ライセンス
福島ファイヤーボンズ(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B1ライセンス
アースフレンズ東京Z(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B2ライセンス
バンビシャス奈良(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B2ライセンス
香川ファイブアローズ(継続審議理由:財務基準の確からしさ)※B2ライセンス