ケビン・デュラント

サンズはデビン・ブッカーの44得点でサンダーに快勝

ケビン・デュラントはサンズへと移籍して3試合に出場し、ケガ明けで試合勘がなく、新しい仲間との連携も出来上がっていないにもかかわらず、フィールドゴール66.7%成功の26.7得点、7.3リバウンド、3.7アシストを記録し、チームを3連勝へと導いている。現地3月8日のサンダー戦は、フェニックスのファンの前で初めてプレーする機会で、試合前のウォーミングアップで彼が姿を見せた時から、真新しいサンズの『35』を着たファンが歓声を上げていた。

そんな中でアクシデントは起きた。試合開始の約1時間前、デュラントはシュートを試みた際に足を滑らせ、右足首を激しく捻挫したのだ。コートに倒れた後は自分で起き上がってロッカールームへと戻ったが、その後に腫れが見られたために出場を回避することに。デュラントはスタメンで出場するはずだったが、トーリー・クレッグが代わりに先発している。

試合はバック・トゥ・バックの2試合目となるサンダーに対し、中2日で休養十分のサンズが終始優勢で、132-101と快勝している。

この試合、デビン・ブッカーはフィールドゴール23本中17本成功の44得点を記録。サンズで初めて4試合連続で35得点以上を挙げた選手となった。「パーティーは延期になってしまったけど、いずれその時は来るよ。今夜その機会を逃した人に、何か良いものを見せたかったんだ」と語る。

デュラントの足首の状態は重傷ではないと見られるが、明日にMRI検査を行って詳細が判明する。デュラントは少し前に「足りないのは時間だけ。チームメートもコーチングスタッフもすごくサポートしてくれている。チームを理解し、コミュニケーションが取れるようになれば、あとはすべて順調に行くと思う」と語っていた。その時間をケガで奪われることになったのは残念だが、ケガが重傷ではなく、少しの遅れで済むことを願いたい。