カール・アンソニー・タウンズ

復帰への期待が高まるも「まだ復帰の日程は決まっていない」と今後の予定は未定

ティンバーウルブズは昨シーズンに46勝36敗の成績を残し、2018年以来となるポストシーズン出場を果たすと、オフにはコアメンバーを残留させた上でジャズからトレードでリーグ随一の守備力を誇るルディ・ゴベアを獲得した。これにより今シーズンは上位進出を期待する声も多かったが、ここまで34勝33敗と思うように勝ち星を伸ばせていない。

この大きな要因となっているのは大黒柱カール・アンソニー・タウンズの不在だ。ふくらはぎの故障により11月28日のウィザーズ戦を最後にタウンズは欠場を続けており、今シーズンの目玉であったタウンズ&ゴベアのツインタワーで戦うことができていない。現在、西カンファレンス7位のティンバーウルブズだが、4位のサンズとは3ゲーム差で、4位以上となりプレーオフ1回戦のホームコートアドバンテージを勝ち取るためには、タウンズの復帰が何よりの特効薬となる。

地元紙『スター・トリビューン』の取材に対応したクリス・フィンチヘッドコーチは、タウンズの状態について「復帰に向けた最終ステージにある」と、バスケットボールのトレーニングを行っていると明かす。だが、一方で具体的な復帰時期についての言及は避けている。「まだ、復帰の日程は決まっていない。私たちは毎日のように話し合っている。ただ。私は医療の専門家ではない。だから、彼がどんな感触でいるのかについて深く追求することはしない」

ティンバーウルブズはタウンズ不在を24勝22敗で踏ん張っている。だが、このままプレーオフに出場できてもタウンズ抜きで勝ち抜ける望みは薄い。そして、オフに4つのドラフト1巡指名権など多くの代償を支払ってゴベアを獲得した以上、昨年に続くプレーオフ1回戦敗退は期待外れの結果でしかない。

ちなみにゴベアとタウンズが一緒にプレーした今シーズンの成績は9勝10敗と負け越している。2人の連携がしっかり構築できていない状況でのタウンズ離脱となったため、一刻も早く復帰してケミストリーを高める必要がある。タウンズの復帰時期はティンバーウルブズの命運を大きく左右する要素となる。