軽率なパスミスが目立ち、26ターンオーバーから41失点
現地2月28日、3連勝中のレイカーズが西カンファレンス2位のグリズリーズとウェーで対戦した。49-46とレイカーズが前半をリードして終えたが、第3クォーターだけでジャ・モラントに28得点を奪われて逆転を許すと、その後もターンオーバーからの失点が響き、109-121で敗れた。
同点で迎えた第1クォーター残り5分、八村塁がコートに。なかなかオフェンスに絡めずにいたが、終盤にローポストでボールを受けると、ドライブからフェイダウェイシュートを沈めて初得点を記録した。第2クォーターもそのまま出場した八村は、持ち味のボールプッシュからフィニッシュまで持ち込んだがこれを決められない。それでも、再びボールをプッシュし速い展開に持ち込むと、オースティン・リーブスの3ポイントシュートをアシストした。さらにデニス・シュルーダーとのピック&ロールからペイントにアタック。華麗なスピンムーブで2人のブロックをかわし、リバースレイアップを決めた。
八村は後半に入っても積極的なアタックからシュートファウルを誘発し、最終クォーターには3ポイントシュートも沈め、約20分のプレータイムで9得点5リバウンド1アシストを記録とまずまずのパフォーマンスを披露した。
試合は20度の同点、14度のリードチェンジを繰り返したように拮抗したが、レイカーズはモラントに後半を支配された。モラントは高速ドライブからのレイアップ、緩急をつけたドリブルからのフローターを次々と成功させ、自身にマークが集中した際には冷静にフリーの味方へパスを送った。こうして、ギアを上げたモラントは12本中10本のフィールドゴールを成功させ、28得点4リバウンド3アシストを第3クォーターだけで記録。クラッチタイムには試合を決定づけるアリウープもかまし、39得点10リバウンド10アシストのモンスターパフォーマンスでチームを勝利に導いた。
レイカーズはアンソニー・デイビスが28得点19リバウンド5ブロックを記録し、ベンチからロニー・ウォーカー四世が21得点を挙げたが、グリズリーズの4倍以上となる26本のターンオーバーを喫し、そこから41点を失った。ハンドラーを務めるレブロン・ジェームズとディアンジェロ・ラッセルの欠場の影響がモロに出た結果となり、試合終盤にはデイビスとシュルーダーが言い合うシーンが見られたが、ケミストリーを早く構築しなければ逆転でのプレーオフ進出は見えてこない。