クリス・ポール

ブッカー、デュラントが同僚「ここまで優れた2人の選手とプレーするのは初めて」

サンズのクリス・ポールが、リーグ内外に大きな衝撃を与えたケビン・デュラントの加入についての思いを『ESPN』の取材で明かした。今シーズンでNBA18年目となり、これまで様々なトップ選手たちと同じチームで戦ってきたポールだが、それでもNBA史上に残るスーパースターであるデュラントの移籍には「今までと全く違うものとなる。慣れるのに少し時間がかかった」と振り返る。

「この間、デビン(ブッカー)に話したんだけど、僕はたくさんの素晴らしい選手とこれまでプレーしてきた。ブレイク(グリフィン)に、キャリア初期ではデイビッド・ウェストと一緒に戦うチャンスを得た。ジェームス(ハーデン)とも同僚だったけど、デビンにKDとここまで優れた2人の選手と同じチームでプレーするのは初めてだ。そして、僕はこのことを当然のことだと思ってはいない」

このようにポールは、デュラントにブッカーと2人の傑出したスーパースターとともに戦える機会がどれだけ貴重なものであるかを強調する。そして、デュラントがサンズにうまくフィットできるかについて心配していない。

「僕はKDのことを分かっている。僕たちはこれまで一緒にワークアウトをしたり、話し合ったりとすべてのことをやってきた。あらゆる物事は理由があって起こる。KDは家族のようなものだから、今こうして一緒にプレーする機会を得られたことに興奮しているし、感謝をしているんだ」

そして、サンズのモンティ・ウィリアムズヘッドコーチは、ポールとデュラントの2人がチームにもたらす効果をこう語る。「みんなが尊敬できる選手がいるのは、本当に素晴らしいことだ。私たちには、クリスにKDとそういった選手が2人もいる。バスケットボールを愛し、毎日うまくなりたいと思っている優れた人柄と高い実力の選手の姿をチームの施設で見ることができるのは最高だね。そして彼らは周りの選手たちを成長させたいと思っている」

これまでポールはプレーオフ通算142試合出場を誇るが、一度もNBAチャンピオンに輝いたことがない。デュラントの加入という絶好のチャンスを生かし、悲願のタイトル獲得を成し遂げるためにも、どのようにデュラントとブッカーをうまく共存させるのか。司令塔ポールのゲームメークにも大きな注目が集まる。