写真=Getty Images
夕食会のスピーチの締めは「マンバ・アウト」ならぬ……。
アメリカ合衆国のバラク・オバマ大統領が、在任期間中最後となったホワイトハウス記者クラブ主催の夕食会で取った面白い行動を紹介したい。
ユーモアを交えたスピーチの締めに入った大統領は、「他に何と言えばいいのかな? オバマ……」と言うと、右手の人差し指と中指を唇に当て、左手に持ったマイクを床に落として見せた。
WATCH: Pres. Obama drops the mic at end of #WHCD remarks: "Obama out" https://t.co/cpmMPwSnpo
— ABC News (@ABC) May 1, 2016
このセリフとポーズ、NBAファンならすぐに気がついたではないだろうか。4月13日に20年の現役生活にピリオドを打ったばかりのコービー・ブライアントのラストスピーチである。
コービーは、現役最後の試合となったジャズ戦で60得点を記録した後、ステープルズ・センターの中央に立ってマイクを握り、これまでのキャリアを振り返りながら、ファンやチームに感謝の気持ちを伝えた。そのスピーチの最後が、笑顔でのこのセリフだ。「他に何と言えばいいのかな? マンバ・アウト」(マンバは去るよ)
ご存知の通り、世界で最も危険な猛毒蛇の一種である『ブラックマンバ』は、現役時代のコービーの愛称である。大のバスケットボール好きとして知られるオバマ大統領らしいジョークだが、一国のトップからスピーチのネタに使われるとは、さすがコービー・ブライアントといったところ。「マンバ・アウト」は今年の流行語になるかも?