レブロンが記録した11本のアシストのうち5本に絡む

現地1月31日、レイカーズがアウェイでニックスと対戦した。八村塁は30日のネッツ戦を欠場していたレブロン・ジェームズとアンソニー・デイビスとともに2試合連続となる先発出場を果たした。

第1クォーター開始2分、レブロンとのピック&ポップでボールを受けた八村は得意のミドルシュートを放ってこの日初得点をマークする。続けて、ディフェンスリバウンドを取ったレブロンのアシストでファストブレイクに成功するなどテンポの速いバスケを牽引。残り6分には自身のリバウンドからディフェンスが3人いるゴール下にドライブを仕掛けてファウルをもらうなど、オフェンスで存在感を発揮する。クォーター終盤には、今度はラッセル・ウェストブルックのアシストから速攻に走った八村が豪快なダンクを決めて残り3分にベンチへ下がるまで7得点を挙げた。

第2クォーターに入っても八村の勢いは止まらない。クォーター開始3分に再び出場すると、ここまで何度も連携を見せているレブロンからのアシストでこの日最初の3ポイントシュートに成功する。レイカーズは、前半だけで16得点を奪われたジェイレン・ブランソンを起点としたニックスのオフェンスを止められずクォーター中盤に逆転を許すも、前半終了時点でのチームハイとなる12得点を挙げた八村の活躍やデニス・シュルーダーのブザービーターもあって1点ビハインドで試合を折り返した。

第3クォーター、八村は連続オフェンスリバウンドでセカンドチャンスを作ると、コーナースリーを沈めてレイカーズにリードを与える。クォーター開始4分半にはシュルーダーのドライブにカッティングしてパスを受けた八村がレイアップで移籍後最多を更新する17得点目を挙げる。1ポゼッション差を争う攻防が第4クォーターまで続く中、レイカーズは第1クォーターに見せていた速攻と同様の形で八村がダンクを決めて2ポゼッションのリードに成功。しかし、ニックスの粘りに遭い、終盤に0-6のランを喫してオーバータイムに突入した。第4クォーターから続けて出場した八村は、ゴールテンディングギリギリのブロックでレイカーズの窮地を救うなどディフェンスで奮闘。4点リードで迎えた残り20秒に、レブロンが1on1からレイアップを決めて勝負あり。129-123でレイカーズが激闘を制した。

八村は40分のプレータイムで、どちらも移籍後最多となる19得点9リバウンドと1ブロックを記録した。また、28得点10リバウンド11アシストでトリプル・ダブルを達成したレブロンからの5アシストで11得点を挙げるなど、試合を重ねるごとにチームにフィットする姿を見せている。