ダリオ・シャリッチ

写真=Getty Images

『NBA 2K』シリーズではローズと同じチームでプレー

ジミー・バトラーとのトレードでセブンティシクサーズからティンバーウルブズに移籍したダリオ・シャリッチは、早くも新チームのセカンドユニットに欠かせない存在になりつつある。

ウルブズでは、8試合に出場して平均10.6得点、6.0リバウンド、フィールドゴール成功率43.1%、3ポイントシュート成功率31.3%を記録。チームはバトラーをトレード後の9試合で7勝2敗という成績を残し、勝率5割復帰(11勝11敗)を果たしている。

コート上でエネルギーとパッションに溢れるプレーを見せているシャリッチにとって、デリック・ローズとのプレーは夢だった。先日シャリッチは「彼のチームメートでいられるなんて、信じられない。彼の隣でプレーできていることは、僕にとって大きいんだ」とコメントした。また、1994年生まれの現代っ子らしく、人気テレビゲーム『NBA 2K』シリーズでは、ローズと自身をチームメートにしてプレーしていたことも明かしている。

「以前は、プレイステーションで2Kをやる時には彼と同じチームで自分を使っていた。それが今では彼の隣に座っている。これは、本当に現実なんだね。信じられない経験をさせてもらっているよ」

そのローズは、今シーズン完全復活を遂げようとしている。10月31日のジャズ戦でキャリアハイとなる50得点を記録し、コート上で涙したシーンは、今シーズン最も印象に残る場面の一つだ。その後もローズは、近年でベストと呼べるパフォーマンスを続けている。20試合で平均19.0得点、3.3リバウンド、4.4アシスト、フィールドゴール成功率49.8%を記録している他、3ポイントシュート成功率に至ってはリーグ4位の48.6%という高確率をマーク。シーズンオフ中のハードワークが実っている証拠だ。シャリッチにとっても、憧れの対象だったローズの復活劇を間近で見られ、喜びもひとしおだろう。