2試合ぶりの3ポイントシュートやアリウープダンクで11得点
現地1月25日、ネッツとシクサーズが対戦した。第3クォーターに最大17点のビハインドを背負ったネッツは、ゲームハイの32得点を挙げたセス・カリーや、2試合ぶりの3ポイントシュート成功を含む11得点をマークした渡邊雄太らベンチメンバーの活躍で第4クォーター残り4分に同点まで迫ったが、シクサーズのジェームズ・ハーデンの連続3ポイントシュートで逆転を阻止され、133-137で敗戦。現地20日から続いていたネッツの連勝は2で止まり、29勝18敗となった。
この試合、渡邊は5点ビハインドの第1クォーター5分20秒にコートイン。ベン・シモンズに代わってプレーした渡邊は思うようにシュートチャンスが得られない中でも、オフェンスリバウンドや、コーナーに広がって味方のドライブスペースを空けるといったスタッツに残らないプレーでチームに貢献した。初得点は残り1分、コーナーからのアタックで獲得したフリースロー。その後ネッツはセスの4点プレーで逆転に成功したが、クォーター終盤にシクサーズに追いつかれ、41-41の同点で第1クォーターを終える。
第2クォーター、ネッツは、タイリース・マクシーの連続3ポイントシュートなどでシクサーズに12-4のランを許し、開始5分で2桁のリードを奪われてしまう。この連続失点後に出場した渡邊もトラベリングを犯すなどリズムに乗り切れず、無得点のままベンチへ。このクォーターだけで9ターンオ-バーを喫したネッツは10点ビハインドで試合を折り返し、第3クォーターもシクサーズの勢いを止めるられない。残り6分、ネッツはこの日最大となる17点のリードを許してしまう。
渡邊が再度コートに立ったのは第3クォーター残り5分半。前半と同様にシュートチャンスが限られる中、強度の高いディフェンスを中心にチームに貢献し、残り1分、シモンズのキックアウトパスを受けてこの日初の3ポイントシュートを成功させると、続いてミドルシュートをイン。渡邊がオフェンスで存在感を発揮したネッツは、ビハインドを11点まで縮めて最終クォーターへ突入した。
第4クォーターも引き続き出場した渡邊は、1on1を仕掛けるマクシーのシュートをブロックし、オフェンスではカイリー・アービングのアシストからのアリウープダンク、逆サイドのコーナーで待つセスへキックアウトなどで8-0のランに貢献。残り4分、ネッツはセスの3ポイントシュートで同点に追いつくが、ハーデンに連続3ポイントシュートを決められ逆転ならず。残り14秒、渡邊がレイアップを成功させるも4点差で敗れた。
この日の渡邊はクロージングラインナップを務め、25分に出場。11得点4リバウンド2アシスト1ブロックを記録し、現地1月1日のホーネッツ戦以来となる11試合ぶりの2桁得点を挙げた。