ステフィン・カリー

写真=Getty Images

アンダー・アーマーも改善に向け動く

ウォリアーズのステフィン・カリーが、世界中の女の子のために一肌脱いだ。

事の発端は、カリフォルニア州ナパに住む、ライリーという9歳の少女から送られてきた手紙だった。結果から先に伝えると、彼女の要望により、アンダーアーマーも動くことになる。

ライリーちゃんは、カリーの長女と自分が同じ名前であることを書き出し部分に記すと、自分がバスケットボールをプレーしていること、そして新しいシーズンでは、カリーのシグネチャーモデルである、『カリー5』を履いてプレーしたい旨が書かれてあった。そこで、彼女は父親と一緒にアンダーアーマーのウェブサイトを確認したのだが、『カリー5』は男性用しか販売されていないことを知り、落胆したのだという。ライリーちゃんは、カリーが熱心に女性アスリートをサポートし、女の子限定のバスケットボールキャンプを開催したことについても触れ、女性用のシグネチャーモデルを販売してもらいたい、とリクエストした。

この手紙を受け取ったカリーは、即行動に移し、彼女に直筆の返事を送った。

「やあ、ライリー。大事なことを教えてくれて、ありがとう。実は、ここ2日間、アンダーアーマーと話をして、この問題を解決する方法を考えていたんだ。残念ながら、ウェブサイトでは、サイズの小さなシューズも『男の子用』というラベルにしてしまっていた。だから、これを正そうと思って、今やっているところだよ!君には、僕のキックスを堂々と履いてもらいたい。だから、『カリー5』を一足プレゼントさせてもらうよ。そして、『カリー6』を手にする最初の子供の一人になれるよ」

またカリーは、来年3月8日の国際女性デーに開催するイベントを企画していることを返事に書き加え、ライリーちゃんを招待した。

「最後になるけれど、3月8日の国際女性デーにやろうと思っている企画があるんだ。僕は、君と一緒にお祝いしたい。詳しいことはあらためて発表するけれど、その日はオークランドに遊びにおいでよ。それじゃあ!」

日々多忙なスケジュールをこなすNBAスーパースターであっても、世界中のファンは何よりの宝物だ。時には、自筆の手紙が彼らを動かすこともある。