レブロンはビッグ3の相棒を称賛「彼らはキャリア全盛期」
NBA王者キャバリアーズの中心を担うレブロン・ジェームズが、今シーズン開幕から好調を続けるビッグ3のパートナー、カイリー・アービングとケビン・ラブのパフォーマンスを称賛している。
114-84で完勝した12月9日のヒート戦を終え、ジェームズはアービングとラブのプレーについて、「彼ら2人は、これまでのキャリアで最高のパフォーマンスを見せている」と『ESPN』に語った。特にラブの活躍は顕著で、キャブズでの3年目となる今シーズンは平均21.7得点、10.7リバウンドを記録。絶対的なエースとして活躍したティンバーウルブズ時代を彷彿とさせるパフォーマンスでチームに貢献している。
ジェームズはラブについて、「昔のケビン・ラブだ。チームが求める彼の姿だよ」と言う。「今の彼こそチームが求めるプレーをしている。無用のプレッシャーを感じていないんだろうね。彼はコートに出て、ただ自分のプレーをしている。特にシュートが素晴らしいね。リバウンドでも数字を残しているし、すべてにおいて快適にプレーしている。彼がいてくれて心強いよ」
ジェームズ、アービングとのビッグ3結成当初は思うような数字を残せず、消極的なプレーが目立つことも多かったラブ。昨シーズンのファイナルでも2人に比べると存在感はイマイチだったが、ようやく自分を生かす方法を見いだしたようだ。
とはいえ、やはりキャブズの大黒柱はジェームズだ。12月10日のホーネッツ戦では今シーズン自己最多となる44得点9リバウンド10アシストと、大車輪の活躍でチームを勝利に導いた。ラブは同試合後、「レブロンが引っ張ってくれた」とコメントした。
今シーズンはウォリアーズの『スーパーチーム』に話題が集中しているが、キャブズは現在のチームとなって3年目にして『ビッグ3の円熟期』を迎えようとしている。爆発力と勢いのウォリアーズか、それとも完成度を高めたキャブズ。両者の直接対決はクリスマスゲームに組まれている。
両チームとも調子を上げつつあることで、NBAファイナリスト同士の対戦がますます楽しみになってきた。