異例のシーズン途中での完全移籍に

仙台89ERSは今日、広島ドラゴンフライズの青木保憲を完全移籍で獲得したことを発表した。

現在27歳の青木は、182cm、84kgのポイントガード。優れたボールハンドリングと安定感のあるゲームコントロールで昨シーズンに加入した広島でローテーション入りした。また、学生時代には強豪の福岡大学附属大濠と筑波大でそれぞれキャプテンを務めるなどキャプテンシーに優れており、チームのまとめ役としても活躍。今シーズンは平均8.1分の出場で0.9得点、1.1アシストと昨シーズンよりも数字を落としているが、スタッツには残らない粘り強いディフェンスを武器に西地区首位を走るチームに貢献していた。

現在8勝21敗で東地区7位に沈む仙台は、12月19日に全治未定となっていたポイントガードの渡辺翔太をインジュアリーリストに登録した他、田中成也や加藤寿一などのバックコート陣が負傷のため欠場するなど苦しい状況が続いていた。そんな中、チームは青木にオファーを提示。1月1日に行われた仙台vs広島戦後にクラブと青木の3者で面談を行い、獲得に至った。青木はクラブを通じて、次のようにコメントしている。「この度、仙台89ERSに入団することになりました青木保憲です。シーズン途中にも関わらず、僕を受け入れてくださったチーム関係者の皆様、本当にありがとうございます。一日一日を大切にして、ポジティブエナジーをチームに与える事ができるよう頑張りますので、黄援よろしくお願いいたします!」