現地30日のペリカンズ戦で復帰予定、ハーデンとのガードコンビで新たな起爆剤に

今シーズンのセブンティシクサーズは開幕3連敗を喫してしまいスタートダッシュに失敗した。だが、そこから徐々に調子を上げ、現地25日のクリスマスゲームでは好調のニックスに119-112で勝利するなど、現在は8連勝中と勢いに乗っている。

大黒柱のジョエル・エンビードは現地11日のホーネッツ戦で53得点を挙げるなどシーズン序盤からの好調をキープしている。そして注目すべきはジェームズ・ハーデンが現地23日のクリッパーズ戦で21アシストを挙げるなど、この8連勝中は平均12.8アシストとチャンスメーカーとして大暴れしていることだ。

中心選手がしっかりと役割をこなして右肩上がりのシクサーズだが、さらに大きな追い風を得ることになりそうだ。『The Athletic』のシャムス・カラニア記者は、左足の故障で現地11月18日を最後に欠場を続けていたタイリース・マクシーが、現地30日のペリカンズ戦で復帰予定と報じている。

22歳のマクシーはNBA2年目となった昨シーズンは平均17.5得点と、1年目の8.0得点から大きくスタッツを伸ばして主力選手として活躍した。そして今シーズンはさらに成長を重ねて、故障離脱前まで15試合に出場し、平均22.9得点、4.4アシスト、3ポイントシュート成功率42.2%と見事なパフォーマンスを披露していた。

ちなみに先週の時点で、シクサーズの指揮官のドック・リバースはマクシーの復帰時期は間近であると明かし、まずはベンチから起用する可能性を示唆していた。「彼が復帰する時、試合の頭から使うことはないだろう。足の故障だからコンディションとは関係ないけど長い間欠場していたからね。すべての可能性についてオープンだ」

マクシーが本来のコンディションに戻れば、ハーデンとの破壊力抜群のガードコンビが復活し、エンビードの負担も軽減される。シクサーズとしては、マクシーの復帰を新たな起爆剤としさらに勝ち星を増やしたい。