エースの轟琉維「セカンドが良い流れを持ってきてくれた」
ウインターカップ3日目は男子2回戦が行われ、シード校の福岡第一が登場し、99-62で市立船橋に快勝した。
第2クォーターの序盤まで一進一退の攻防が続いたが、福岡第一がゾーンで市立船橋オフェンスのリズムを乱していくと、ディフェンスの良い流れをオフェンスへ繋ぎ、17点リード(44-27)で前半を終えた。福岡第一は先発メンバーに戻して迎えた後半も、セカンドユニットが作った良い流れを引き継ぐことで第3クォーターを33-13と圧倒して、ウインターカップ初戦を突破した。
どんな強豪校でもウインターカップという大舞台での初戦は緊張してしまうものだ。先発ポイントガードの轟琉維はリズムをつかめなかった立ち上がりについて「少し緊張してしまって全員が固くなってしまいました。自分も最初のシュートが入らなくて、そこでチームが崩れてしまったので、明日はそういうところを直していきたいです」と振り返った。
この試合の福岡第一は2桁得点を記録した5選手のうち3選手がセカンドユニットだった。轟は「セカンドが良い流れを持ってきてくれたので、自分たちスタートも後半はしっかりやろうと話し合って、少しは良い流れでできたかなと思います」と、チームに勢いを与えたセカンドユニットについて語った。
今年のインターハイを制した福岡第一だが、河村勇輝を擁した2019年大会以来、ウインターカップの優勝からは遠ざかっている。1年生の頃から主力として活躍してきた轟は、自身初のウインターカップ優勝に向けて「去年はすごく悔しい思いをしたので、今年は悔いのない終わり方、優勝したいです」と意気込んだ。福岡第一は明日の3回戦で美濃加茂と対戦する。