過去2シーズンと比較し、1/3を迎える結果で占うチャンピオンシップへの行方

2018/11/23
Bリーグ&国内
1945

Bリーグ

文=泉誠一 写真=野口岳彦

序盤戦から想定する優勝ラインは16勝4敗!?

Bリーグは今週末のゲームで2カ月目が終わり、約1/3を消化する。東地区首位&15勝2敗のリーグNo.1勝率を誇る栃木ブレックスは、調子を上げてきた中地区2位の川崎ブレイブサンダースと対戦。ベテランたちのいぶし銀な活躍で中地区首位をキープする新潟アルビレックスBBは、B2から昇格してきたライジングゼファーフクオカとの初対戦。西地区首位の琉球ゴールデンキングスは過去2シーズン負けなしの横浜ビー・コルセアーズ戦であり、それぞれ勝ちきって勝ち星を上乗せして貯金を蓄えたいところだ。

60試合と長丁場のBリーグ。1/3となる20試合を終えた時点での過去2シーズンの勝敗を見比べることで、その先のチャンピオンシップ出場へ向けた傾向が見えるのではないか。そんなことを思いながら勝敗数を数えていくと、なんという偶然だろうか。チャンピオンとなった昨年のアルバルク東京と一昨年の栃木ブレックスが全く同じ16勝4敗だった。現時点で4敗以下に踏みとどまっているのは、15勝2敗の栃木と13勝4敗の千葉ジェッツ。今節、三遠ネオフェニックスと対戦する千葉は4敗をキープできるか。

最高17勝3敗、最低は8勝12敗。これが過去2シーズンにおけるチャンピオンシップ出場クラブの20試合消化時点での戦績である。負け越していても、ここから巻き返して8枠の中に滑り込むクラブがあれば、2桁勝利を挙げていたにもかかわらず失速したクラブもある。昨シーズン、9勝を挙げていた富山グラウジーズは残留プレーオフに回っている。現在9勝8敗、明日から名古屋ダイヤモンドドルフィンズとのホーム2連戦は大きな山場になりそうだ。

不名誉ながらB2へ降格したクラブの戦績も似たような傾向が見られる。いずれも6勝14敗以下であり、そのラインにいるのがレバンガ北海道、滋賀レイクスターズ(ともに4勝13敗)、サンロッカーズ渋谷、大阪エヴェッサ(ともに6勝11敗)、そしてB2から昇格してきた秋田ノーザンハピネッツ(5勝12敗)とライジングゼファーフクオカ(3勝14敗)である。気をつけろ!

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一喜一憂、歓喜とため息を共有する楽しさ

各クラブを愛するファンにとっては、一喜一憂してきた2カ月だったことだろう。その気持ちはよぉ~く分かる。仕事柄、Bリーグに肩入れするクラブはないが、NBAではウィザーズへの一途な愛もすでに四半世紀を超えた。歓喜とため息が入り交じる日々が続いており、例年同様ため息の方が多い。しかし、昨日のクリッパーズ戦は感情の起伏が激しい日となった。取材をしていたためにライブ配信こそ見られなかったが、クォーターを終える毎にポケットの中ではブルブルとリアルタイムに結果が送られてくる。

前半を終えて54-73。今シーズンは一気に点差をつけられる試合が多く、その結果を知らせてきたスマホをブン投げたくなる衝動に駆られた。しかし、何ごとも諦めてはいけない。その後、19点差をひっくり返して125-118で逆転勝利し、思わず諸手を挙げた。

起伏の激しい感情と同じように、まだまだ続くレギュラーシーズンも何が起こるかは分からない。少しでも愛するクラブの成績を上向かせるためにも、まずはチケットを買って会場へ行くことが先決だ。その会場ではチームウェアやグッズも買ってしまって、収入に貢献することもお忘れなく。一番大事なのが、同じ空間にいる選手たちに向けて熱い声援を送ろう! 必ず勝敗いずれかの結果が出てしまうが、歓喜とため息を共有できることもスポーツ観戦の醍醐味である。