渡邊雄太

写真=Getty Images

MVPを獲得した八村に感化され躍動

Gリーグ、メンフィス・ハッスルの渡邊雄太が、11月21日にランダース・センターで行なわれたGリーグのフォートウェイン・マッドアンツ戦に先発出場し、キャリアハイとなる32得点の大活躍を見せた。試合は、118-118の同点で迎えた第4クォーター残り2.2秒にブランドン・グッドウィンがドライブからのレイアップを成功させ、ハッスルが120-118で勝利した。

前半だけで9得点3ブロックを記録した渡邊は、第3クォーターに得点を量産。ドライブからのレイアップ、3本の3ポイントシュート、カットからのレイアップを決め、同ピリオドだけで13得点。この日は3ポイントシュートのタッチが良く、第4クォーターにも2本を成功させ、チーム最多得点をマークした。

渡邊は、出場時間もチームハイに並ぶ36分を記録。10本中6本の3ポイントシュート成功を含むフィールドゴール19本中11本、フリースロー4本の他、5リバウンド4ブロックの活躍で勝利に貢献している。

試合後、渡邊は同日に行なわれた『マウイ・インビテーショナル』のMVPに選出された八村塁(ゴンザガ大学)の活躍に刺激を受けたことを、Twitterで明かした。

アメリカの大学バスケットボールの本格的なシーズンインに先駆けて行われる招待トーナメント大会に参加したゴンザガ大は、21日の決勝戦で名門デューク大と対戦し、89-87で競り勝った。八村は20得点7リバウンド5アシスト3ブロックで勝利に貢献。2019年のNBAドラフトでの注目株であるザイオン・ウィリアムソンとも互角以上に渡り合い、スタッツ以上のインパクトを残した。

日本代表でも切磋琢磨し合う2人にとって、これからもお互いのパフォーマンスが良い刺激になるはず。八村は全米制覇、そして渡邊はNBA定着を目指し、これからも精進し続ける。