福岡大学附属大濠の川島悠翔、ウインターカップに臨む特別な気持ち「海外に行くなら日本で一番になってからじゃないと」

福岡大学附属大濠の川島悠翔、ウインターカップに臨む特別な気持ち「海外に行くなら日本で一番になってからじゃないと」

2022/12/22 12:00
川島悠翔

昨年のウインターカップで優勝した福岡大学附属大濠には、1年生ながら主力として攻守に存在感を見せる川島悠翔の姿があった。あれから1年、大濠で自分の能力を伸ばすとともに、NBAアカデミーや代表活動を通じて海外での経験も積み、川島はプレーヤーとして大きく成長している。片峯聡太コーチはそんな彼について「浮かれている部分は全くなく、自分の課題と向き合って練習ができている」と日々の姿勢を評価し、「良い意味でエゴを持って、チームを勝たせる選手になってほしい。そのメンタルが持てれば、また違う世界が見えてくる」と、さらなる成長も求めている。成長をさらに加速させる舞台、自身2度目のウインターカップは、もう目前に迫っている。

「一つひとつ克服していけばもっと高いレベルでやれるようになる」

──川島選手にとって2度目のウインターカップが近付いてきました。今の調子はいかがですか?

ペイントと外のアタックのセレクションだったり、練習してきたジャンプシュートをどの場面で使うのかとか、少し悩んでいる部分があって試行錯誤しています。ジャンプシュートはこれまで打ってこなくて、自分の頭の中に選択肢としてなかったので、3ポイントシュートやドライブのような自信はまだないです。

──では3ポイントシュートとドライブについて、自分の中でどんな自信を持っているのかを教えてください。

3ポイントシュートは去年からずっと練習してきて、少し体勢が崩れたとしても決めきれるようになったし、リリースも去年より早くなっているので、相手が詰めて来ても打てるようになりました。国際試合でも3ポイントシュートは結構入ったので、今では自分の武器の一つだと思っています。

毎週火曜に自分の選んだ練習をするのですが、そこでドライブは練習してきました。まだ止まるべきところで止まれていなかったり、身体を当ててしっかり中まで入ってシュートを打つ強いプレーができていないのですが、スピードも判断も以前よりは良くなっている手応えがあるので、今後もっと磨きをかけていきたいです。

3ポイントシュートが入るようになったことで、相手のチェックが以前より来るようになって、その中でドライブやジャンプシュートを上手く使うことが自分の課題になっています。武器が増えたことで判断が難しくなって、そのセレクションの精度を上げたいんですけど、一つひとつ克服していけばもっと高いレベルでやれるようになると思っているので、嫌な感じではないですね。前向きに頑張れています。

──この夏にはNBAアカデミーに選ばれたり、日本代表での活動があって、そこで何を得られましたか?

海外に行って感じたのは、同じぐらいの身長であれば僕は他の選手よりもスピードで少し勝っているのでドライブに行けることです。逆に自分より一回り小さい選手にディフェンスされると、ドライブを読まれてコースに入られて手詰まりになって、勢いのあるプレーが出せなくなってしまうことが多かったので、日本でそういう選手たちとしっかり戦って、その中で自分のプレーを出していきたいです。それができれば、また海外に行った時も同じことにはならないと思うので。ハンドリングをしっかり練習して、試合では失敗を恐れずにプレーしていきたいです。

川島悠翔

「渡邊雄太選手みたいなプレーヤーになりたい」

──これから世界に挑戦していくために、大濠に来て良かったと思うことは何ですか?

アメリカに行ったら言葉も通じないし、コーチが自分の課題に合わせて教えてくれるかどうかは分からなかったです。大濠に来て1年生から試合に出させてもらったり、片峯先生だったりいろいろな人のアドバイスがあってここまで成長することができました。その点で大濠に来て良かったと思います。

──複数の選手が日本代表に選ばれることでチーム全員が揃わない時期があったりしますが、その点はどう受け止めていますか?

チーム練習が減ることで合わせだったりチームバスケは少し遅れてしまうかもしれないんですけど、海外を経験することで個人のレベルは確実に上がっているはずなので、最後にチーム力を上げて、それぞれが自分の実力を発揮できればウインターカップで優勝できると思います。

──将来的にはどんなプレーヤーになりたいですか?

渡邊雄太選手みたいなプレーヤーになりたいです。やっぱりNBAはあこがれの舞台なので。八村選手もすごく力強いんですけど、渡邊選手は身長も体格も僕に似ていて、外からのシュートやドライブとかオールラウンドな能力でNBAで通用しているので、そんな選手になりたいです。

──大濠に入る時点で海外を意識していましたが、その思いはさらに大きくなっていますか?

個人的にいろんな経験をする中で、その思いは大きくなっています。でも、海外に行くなら日本で一番になってからじゃないとと思うので、ウインターカップで日本一になれるように頑張りたいです。

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