第4クォーターをプレーせず38得点の大暴れ「記録については分かっていなかった」
トレイルブレイザーズがホームでティンバーウルブズと対戦。現地10日(124-118でブレイザーズが勝利)から中1日での同一カードの連戦となったが、デイミアン・リラードが自己最多タイとなる11本の3ポイントシュートを沈めたブレイザーズが危なげない試合運びで133-112と圧勝した。これでブレイザーズは直近の5試合で4勝を収め、今シーズンの15勝目(12敗)を挙げた。
第1クォーター、ブレイザーズは3ポイントシュートを8本中5本成功と確率良く沈めるだけでなく、積極的なアタックからフリースローも12本獲得と内と外のバランスが取れたオフェンスで33-27とリードする。そして第2クォーターに入ると、リラードがこのクォーターだけで3ポイントシュートを7本中5本成功させて17得点と大暴れし、リードを11点まで広げる。
後半に入ってもブレイザーズの流れは変わらず、引き続き好調のリラードに加え、ジェラミー・グラントも得点を重ねる。91-80で迎えた残り約4分から怒涛の14連続得点で一気に突き放し、20点以上の大量リードで奪ったブレイザーズは、第4クォーターにリラードを温存する余裕の勝利を収めた。
本日、リラードは29分22秒の出場で3ポイントシュートを17本中11本成功させて38得点をマーク。1試合11本の3ポイントシュート成功はリラードにとって今回が3度目となる。2020-21シーズンのプレーオフのナゲッツ戦で12本成功を記録しているが、これはダブルオーバータイムにもつれた試合だった。
第4クォーターに少しでも出場して自己ベストの更新を狙うこともできたリラードだが、記録については全く意識していなかったと明かす。「文字通り自分の3ポイントシュートの記録について分かっていなかった。たくさんの3ポイントシュートを打って、2桁を決めていたのは知っていたくらいだ」
また、今シーズンはすでに13試合を欠場と故障が多いリラードだけに、指揮官のチャウンシー・ビラップスとしては休める時はしっかり休ませる方針だ。「リラードは見ていて楽しいくらい勢いに乗っていたね。彼は常に休ませることが必要だ。その中でできるだけ彼を起用していく調整ができた」
ふくらはぎの故障で約2週間離脱していたリラードだが、現地4日の試合から復帰すると、ここまで3試合出場で平均33.7得点、3ポイントシュート成功率は50%以上と好調をキープしている。開幕4連勝とシーズン序盤の勢いを取り戻すためには、このまま彼が故障なくプレーし続けることが何よりも重要だ。