マーケル・フルツ

写真=Getty Images

首脳陣も困惑、復帰時期は未定

セブンティシクサーズのマーケル・フルツが、肩の専門医の診断を受けるまでチームを離れると『The Athletic』が伝えた。フルツは代理人の助言を聞いた上で今回の判断を下したようで、週明けにもニューヨークの専門医の診断を受ける予定だという。

この報道を受け、シクサーズGMのエルトン・ブランド、ヘッドコーチのブレット・ブラウンら現場を預かる首脳陣も困惑している。20日にメディアの取材に応じたブラントは、この2週間でフルツに何があったのかを聞かれると、「何が起こっているか分からない。彼に聞いてくれ」と返答。そして「だが、どういう理由であれ、我々は彼をサポートする。彼にとってベストな方法を取りたい。どれだけチームを離れるかは分からないが、彼の近くにいてあげたい。何かを抱えている時、それがケガなのかは別としても、疎外されている感じは経験したくないだろうし、一人にもなりたくないはずだ」と、続けた。

ブラウンも、フルツとは今後も日々コミュニケーションを取ることを約束している。

2017年のドラフト全体1位でシクサーズから指名されたフルツは、肩の負傷により1年目の昨シーズンは14試合の出場に終わった。復活を期して臨んだ今シーズンは19試合(先発15試合)に出場して平均8.2得点、3.7リバウンド、3.1アシストを記録しているものの、フリースロー成功率は56.8%と振るわない。シュート精度の改善が見られず、つい先日、オフの間に二人三脚でシュートフォームの矯正に取り組んできた、トレーナーのドリュー・ハンレンとの関係を解消させたばかり。

今回の離脱原因が、身体的な部分にあるのか、それとも精神的な部分にあるのかはさておき、今はチームの発表を待つしかない。