ヒートとホーネッツのプレーオフ1回戦は最終戦までもつれる展開に。
ヒートとホーネッツの東カンファレンス、プレーオフ1回戦。2勝3敗と王手を掛けられたヒートにとっては、敵地で勝たなければいけない試合となった。
ヒートは過去5戦でホーネッツのキープレーヤーとして機能していたジェレミー・リンを徹底マークし、ハッサン・ホワイトサイドがインサイドで高さを生かして攻守に貢献。前半を59-50とリードして折り返す。
だが後半に入るとホーネッツの反撃に遭う。ホワイトサイドがファウルがかさみ思い切ったプレーができなくなったことで、センター同士の争いでアル・ジェファーソンに優位に立たれるようになると、好調のケンバ・ウォーカーにリンの分まで得点を許し、リードを一気に縮められる。
そして第4クォーター残り2分54秒、ジェファーソンと激しいマッチアップを繰り広げていたホワイトサイドが、ウォーカーに対して6つ目のファウルを犯してコートを去ることに。直後にウォーカーに3ポイントシュート、レイアップを立て続けに決められ、90-88とわずか2点差にまで詰め寄られる。
こうなると観客の後押しも加わり、完全にホーネッツの雰囲気に。だが、ヒートはここから勝負強さを発揮。いや、ヒートと言うよりはドゥエイン・ウェイドが、と言うべきだろう。猛烈に追い上げられて動揺してもおかしくない状況で、34歳のベテランが最高のパフォーマンスを見せる。
残り46秒、ウェイドは左45度のポジションからドライブと見せかけてマークを外し、3ポイントシュートを放つ。ウェイドは残り3分のところでこの試合最初の3ポイントシュートを決めていたが、その前に成功させたのは昨年12月で、その後は22本連続で外し続けていた。そのウェイドの3ポイントシュートがここで決まって93-88。
ホーネッツはなおもあきらめず、ウォーカーからジェファーソンへとパスを回して2点を返すが、またもウェイドが、今度はコービー・ブライアントばりの相手を引き付けてからのフェイダウェイを決めて95-90と突き放し、試合を決めた。
プレーオフでの経験で上回るヒートがきっちりと勝ち切り、3勝3敗のタイに戻して逆王手。5月1日に本拠地マイアミで行われる最終戦に挑む。
ペイサーズ | 101 | – | 83 | ラプターズ |
クリッパーズ | 103 | – | 106 | トレイルブレイザーズ |