今シーズンはここまで15試合に出場し、ペリカンズが好スタートを切る原動力に

現地28日、ペリカンズは105-101でサンダーに競り勝った。この試合、ペリカンズのザイオン・ウイリアムソンは23得点8リバウンド8アシスト3ブロックと攻守に渡っての大暴れで勝利の立役者となっている。

これでペリカンズは今シーズンの戦績を12勝8敗とし、開幕から順調に白星を増やしている。好スタートの大きな要因は、昨シーズンを全休したザイオンが、ここまで15試合に出場とコンスタントにプレーできている点だ。

サンダー戦はザイオンにとってNBA通算100試合目の試合となった。ドラフト全体1位指名のザイオンのように、チームから大きな期待を受けて入団した選手はルーキーの時から主力として起用され、2年目の途中に100試合目を達成するもの。大半のドラフト上位指名選手にとっては通過点の一つに過ぎない記録だが、プロ1年目は24試合の出場に留まり、2年目は61試合に出場するも昨シーズンは全休と故障に苦しんできたザイオンにとっては意味のあるものになっている。

「(100試合出場について)全く気づいていなかった。ただ、これは大きな節目だよ。ここまで長い道のりだった。このようなキャリアになることを望んでいたのかと言えば、それは間違いなく違う。すべての試合に出場したかった。ただ、これまで経験してきたことに感謝している。一人の男として成長するために多くのことを気づかせてくれた」

また、ザイオンはチームがここまで好調な理由として継続性を強調している。「これまで3人のヘッドコーチの下でプレーしてきた。ロッカールームを見ると、ほとんど同じ選手たちなのは今シーズンが初めてだ。自分の周りのメンバーが安定しているのは良いことだね」

そしてザイオンは、自身に加え、ブランドン・イングラム、CJ・マッカラムが『ビッグ3』を形成し、ヨナス・バランチュナスやトレイ・マーフィー三世とサポートメンバーも充実している今のペリカンズに大きな手応えを感じている。「僕たちはスペシャルなチームだ。多くの優れた選手たちがこのチームにいる」

ペリカンズは今の調子をキープできれば、2017-18シーズン以来となるシーズン勝ち越しは濃厚だ。そのためには、何よりもザイオンが今のコンディションを維持してコートに立ち続けることが必要だ。