第2クォーターを6失点に抑え、バイウィーク明け最初の試合を勝利
バイウィーク明けとなった11月19日、サンロッカーズ渋谷がホームで茨城ロボッツを迎えた。第2クォーターに茨城の得点を6点に抑える堅守を見せたSR渋谷が前半のリードを守り切り、91-75で勝利した。
SR渋谷は、石井講祐の連続3ポイントシュートで勢いに乗ると、4試合ぶりに復帰したライアン・ケリーも続き、リードを広げる。ディフェンスでも素早いピックアップで茨城に速攻を許さず、流れを渡さない。トーマス・ケネディに連続得点を許す場面もあったが、ケリーを中心としたインサイド陣が得点を重ね、28-22で第1クォーターを終えた。
第2クォーターに入ってもSR渋谷がインサイドから得点を重ねる。また、石井の3本目となる3ポイントシュートを含む8-0のランを決めてリードを2桁に広げた。平均11.6得点を記録していた平尾充庸を3ファウルに追い込み、茨城の攻め手を封じる。ディフェンスでは、インサイドにボールが入ったことを見るとダブルチームを仕掛けターンオーバーや、タフショットを誘発させるなど、このクォーターを6失点に抑える堅い守備を見せ、19点差(47-28)で試合を折り返す。
しかし、後半に入ると大量ビハインドを背負った茨城が反撃に出る。前半はチームで12本中わずか1本しか決まらなかった3ポイントシュートを平尾が成功させると、ベンチメンバーの福澤晃平もトップと右ウイングからの3ポイントシュートで続くなどアウトサイドシュートが復調し、第3クォーター残り3分には点差を1桁まで縮めた。続く守備でもディフェンスリバウンドからファストブレイクで連続得点し、12-0のランを決めた茨城が点差を11点まで縮めて第3クォーターを終えた。
お互いにシュートが決まらず流れをつかみきれないまま最終クォーター中盤を迎えたが、西野曜が3ポイントシュートを含む連続得点を決めたSR渋谷がオフィシャルタイムアウト前に再びリードを2桁に広げた。このままSR渋谷は持ち味の堅守を見せて主導権を渡さずに、バイウィーク明け最初の試合を勝利した。
勝利したSR渋谷の伊佐勉ヘッドコーチは、今日のディフェンスについて次のように振り返った。「試合を通してディフェンスの遂行レベルは高かったと思います。オフェンスでは打つべき選手がワイドオープンで決め切ってくれたのでディフェンスに繋げられた印象です。明日はもう一段階ディフェンスの強度を上げて挑みたいです」