八村「ディフェンスの部分で僕も見せることができている」
ウィザーズがホームにジャズを迎えた一戦はクリスタプス・ポルジンギスがゲームハイの31得点を挙げ、最後まで3ポイントシュート精度が落ちずに(44.4%)コンスタントに得点し続けたウィザーズが121-112で勝利した。これで今シーズン初の3連勝を達成している。
前節のマーベリックス戦でシーズンベストのプレーを見せた八村塁はこの試合でも攻守に存在感を発揮した。試合開始約6分、コーリー・キスパートとのピックからペイントに飛び込み、パスを呼び込んでゴール下を成功させると、プルアップを成功させて代1クォーターで4得点を挙げる。前半は約10分の出場に留まり得点も伸び悩んだが、後半に入りプレータイムが増すごとにパフォーマンスを上げていった。
第3クォーターにはジャズのエース、ラウリ・マルカネンのリバースレイアップを完璧にブロックし、ピック&ポップから3ポイントシュートを沈めた。第4クォーターにはコースト・トゥ・コーストを成功させ、さらに残り4分にはケリー・オリニクの裏を取り、ポルジンギスとの合わせから豪快なリバースダンクを成功させて雄たけびを上げた。
最終クォーターをフル出場した八村は、ベンチメンバーでは最長となる28分のプレータイムで11得点4リバウンド1アシスト1ブロックを記録した。また、エースのマルカネンにタフショットを強いり、スイッチからガードプレーヤーのマークについても軽快なフットワークで抜かせないなど、数字以上にディフェンス面での貢献が目立った。八村自身も「ディフェンスの部分で僕も見せることができている。コーチのディフェンスコンセプトに慣れたことがディフェンスの向上に繋がっている」と、守備への手応えについて語った。
そして、「僕も1、2年間はスタートで出ていましたし、今までやってきたことが生きているんじゃないか」と、ここ数試合は大事な場面を任され、クロージングラインナップで起用でされることについても言及した。
ブラッドリー・ビールを欠きながらも、今シーズン初の3連勝を達成したウィザーズは7勝6敗と白星が先行し、東カンファレンス5位に浮上している。