自己最多36得点のカーター「みんなが俺に多くの信頼を寄せてくれた」

バックスが現地9日、敵地に乗り込んでサンダーと対戦した。ヤニス・アデトクンボが左膝の痛み、ドリュー・ホリデーが右足首の捻挫と中心選手が揃って欠場する中、先発に抜擢されたジェボン・カーターがキャリアハイの36得点12アシストを挙げ、ダブルオーバータイムの激闘を136-132で制した。

試合は序盤から互角の展開が続いたが、第4クォーターだけで13得点を記録したブルック・ロペスの活躍などもあり、バックスが残り5分を切った時点で112-100と抜け出した。だが、ここからシェイ・ギルジャス・アレクサンダーの活躍で反撃を食らうと残り1分を切って同点に追いつかれ、そのまま両チームとも決め手を欠きオーバータイムに突入する。

オーバータイムに入り、バックスは残り1秒を切ってアレクサンダーにステップバックからの3ポイントシュートを決められ土壇場で1点のリードを許す。これで万事休すかと思われたが、直後のラストオフェンスでインバウンドからゴール下へのロブパスを投げるとロペスが値千金のファウルをもらいフリースローを獲得する。1本目は外したが、2本目を沈めて九死に一生を得たバックスはダブルオーバータイムで相手のフィールドゴールを9本中2本の成功に抑える堅守を披露して競り勝った。

勝利の立役者となったカーターは、この試合の前まで1試合平均5.3得点で、2桁得点を挙げたのも2試合のみだったが、アデトクンボとホリデー不在の危機を救う大暴れを見せた。バックスの指揮官マイク・ブーデンフォルツァーは、次のようにカーターを称えている。「彼はバスケットボールをプレーするのが好きだし、競争することが好きなんだ。そして自信に溢れている。彼がチャンスを生かす姿を見ることができて素晴らしい気分だ」

そしてカーター本人は、「みんなが俺に多くの信頼を寄せてくれた。俺に自分らしく自由にプレーしろと言ってくれたんだ」と周囲のサポートがあってこそのキャリアベストの活躍だったと感謝している。

この試合、バックスはカーターだけでなく、新人のマージョン・ボウチャンプも先発起用の期待に応え、揃ってキャリア最多となる30分出場19得点8リバウンドとステップアップを果たしている。チームとしての総合力の高さを見せ、イースタンカンファレンスでは一番乗りでの今シーズン10勝目となった。