15万本のシュート練習の効果は見えず
2017年のドラフト全体1位でセブンティシクサーズから指名されたマーケル・フルツが、指導を受けていたトレーナーのドリュー・ハンレンとの関係を解消させたと、『HoopsHype』が伝えた。
ハンレンは、オフの間フルツとともに2年目のシーズンに向けた準備として、特にシュートフォームの矯正に取り組んできた。フルツがハンレンとの関係解消を決めた理由は明らかにされていないが、ハンレンは数週間前、レイカーズのカイル・クーズマのトレーナーであるクリント・パークスからTwitter上で批判され、反論した内容が話題になった。
今シーズン14試合に出場しているフルツは、フィールドゴール成功率こそ若干の向上が見られるものの、3ポイントシュート成功率は30.8%、フリースロー成功率も60%と振るわない。シーズン開幕前に、指揮官ブレット・ブラウンが「15万本ものシュート練習をこなした」と明かした割には、結果がついてきていないとも言える。当然、フルツの状態が上がらないことに対する批判は日に日に増し、その流れでハンレンにも火の粉が及んだ。パークスから批判されたハンレンは、箇条書きスタイルで反論したのだが、その中には「彼はまだ健康な状態ではない」という項目も含まれていた。後にハンレンは、この投稿を削除している。
健康ではない、という指摘を傍観できなかったブラウンは、「マーケルは良いプレーを続けている」と擁護。「100%健康な選手なんていない。マーケルはプレーするには十分なコンディションにある。JJ(レディック)、ジョエル(エンビード)のようにね」と語った。
一連の投稿が関係解消の決め手になったかは分からないが、フルツは『二人三脚』で歩んできたハンレンと離れることを決断した。今後新たな個人トレーナーと契約するかどうかは別としても、ワシントン大学時代に3ポイントシュート成功率41.3%を記録したスタイルを取り戻せなければ、フルツにとっては死活問題にかかわる。
Philly, get ready.@MarkelleF tells you what to expect this season. pic.twitter.com/0vNoQ001uQ
— The Players' Tribune (@PlayersTribune) 2018年9月20日