指揮官も「彼は自分のリズムを見つけたようだ」と称賛
現地11月1日、ブルズはアウェーでのネッツ戦を108-99で勝利した。これで連敗を2で止め、戦績も黒星先行からイーブン(4勝4敗)に戻した。
ブルズは前半を52-58で終えると、第3クォーター序盤にはリードを12点に広げられてしまう。それでも、ズルズルと突き放されるのではなくネッツに食らいつき、デマー・デローザンのミドルシュートにアヨ・ドスンムの3ポイントシュートなどで、このクォーターのラスト4分間を12-4とし、77-80で第3クォーターを終えた。
そして迎えた最終クォーターでチームを牽引したのが、エースのザック・ラビーンだ。ここまで9得点に留まっていたラビーンだが、第4クォーターにフル出場すると、3ポイントシュート4本を含む、フィールドゴール成功率60%と高確率でシュートを決め続けて20得点と大暴れ。ブルズはラビーンの活躍もあり、第4クォーターを31-19と圧倒して逆転勝利を収めた。
今年5月に左膝の手術を受けたラビーンは、プレシーズンゲームには出場したがその後に違和感を感じ、開幕から2試合を欠場していた。それでも、開幕3戦目のキャバリアーズ戦からコートに立つと、ここまで5試合に出場して平均23.8得点を記録している。
特に今日のネッツ戦では今シーズン最長となる37分の出場で、シーズンハイの29得点を挙げた。試合後、ラビーンは「調子も良い感じで、うれしい」と語った。「僕はより良くなるために、自分ができる最善を尽くしていく。その日限りではなく、毎日だ。僕は一日一日を大切にしているし、調子も良い。明日からもこの感じを維持して、準備していくよ。それに、ネッツのようなチームとの試合は重要だから、チームの医療スタッフにも調子が良いことを伝えたんだ。彼らがハードにプレーしてくることは分かっていたから、チームの勝利に貢献できて良かった」
コンディション面をこう語ったラビーンは、29得点のうち20得点を固めた第4クォーターについて「カバーリングが同じだったし、僕たちは少しアグレッシブになっただけ。僕と(ニコラ)ブーチェビッチ、デマーがコートにいる時は、良いプレーをしている人に合わせて、チームでプレーしているんだ」と語った。
指揮官のビリー・ドノバンも「彼は自分のリズムを見つけたようだ。今日の彼は迅速に判断を下して、キャッチ&シュートを沈めていた。彼は躊躇することなくプレーを続け、チームを勝利に導いてくれたよ」とラビーンを称賛した。