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「デュラントについて聞こうとは思わなかった」

サンダーのフランチャイズプレーヤーであり、『Mr.トリプル・ダブル』の異名を持つラッセル・ウェストブルック。盟友だったケビン・デュラントがウォリアーズに移籍したことで、周囲は2人の関係性について騒ぎ立てた。

メディアに聞かれれば答えるデュラントとは異なり、ウェストブルックはシーズン開幕前の取材で、「今後デュラントに関する質問は一切受け付けない」と宣言し、加熱する報道に釘を刺した。そのウェストブルックと今夏ロサンゼルスで合同トレーニングを行なったニックスのデリック・ローズは、友人の心情を察し、デュラントに関することは話題にしなかったと『New York Post』に明かした。

デュラントがウォリアーズ移籍を発表した直後、ロサンゼルスで1週間、ウェストブルックと練習したというローズは、「デュラントについて聞こうとは思わなかった」と言う。その背景には、ローズがケガや個人的な問題で苦しい時期を過ごした時、ウェストブルックが一人で考える時間を与えてくれたからだという。

「僕が色々と問題を抱えていても、たいていラスは何も聞いてこない。考えるための時間をくれるタイプの友人なんだ。だから僕も、今年の夏には何も聞かなかった」

メディア対応を見る限り、ウェストブルックは自分の思いをメディアにぶつけることで問題を解消するタイプではない。憶測が最も加熱した時期にローズのような友人が一番近くにいてくれたことは大きかったのではないだろうか。

あえて何も聞かないことで通じ合うウェストブルックとローズの関係性。