アンファニー・サイモンズ

リラード「自分たちがやろうとしていることへの理解はどんどん深まっている」

トレイルブレイザーズがホームにナゲッツを迎えた一戦は、3ポイントシュート16本成功を含むフィールドゴール57.8%と高確率でシュートを決め続けたブレイザーズが135-110で快勝。1999年以来となる開幕4連勝を飾っている。

ブレイザーズは第1クォーターに23-31と先手を取られ、追いかける展開で前半を終えた。それでも、第3クォーターに入り、アンファニー・サイモンズがこのクォーターだけで7本中6本の3ポイントシュート成功を含む22得点と大爆発し、44-25のビッグクォーターを作って逆転した。その後、勢いに乗ったブレイザーズはボールをうまくシェアする巧みなオフェンスで着実に加点し、ナゲッツに付け入る隙を与えなかった。

31得点8アシスト6リバウンドを挙げたエースのデイミアン・リラードは、第3クォーターにおけるサイモンズについて「大爆発で楽しかった。観客を見ていたけど、彼が会場の屋根を吹き飛ばしたかというくらいに盛り上がっていた」と、語った。

さらに4連勝中のチームの現状に大きな手応えを感じ、次のように続けた。「自分たちがやろうとしていることへの理解はどんどん深まっている。これが持続可能だと感じられていることが最も良いことだと思う」

リラードに次ぐ29得点を記録したサイモンズは、第3クォーターの爆発について「トップの位置で倒れながら打ったシュートを決めた。これで『今日は自分が活躍する夜なんだ』と感じたよ。あのシュートはリングがよく見えない状況だった」と振り返り、さらに自身のシュートタッチが良かった要因についてこのように続けた。

「正直に言うと説明するのが難しいね。もしかしたら、どこかでお金が落ちているのを見つけて『今日は自分にとってラッキーな日だ』と思うようなものかもしれない。こういった感覚は、自分が勢いに乗るために必要なものなんだ」

他にもブレイザーズはジェレミー・グラントが21得点を稼ぐと、ドラフト1巡目ルーキーのシェイドン・シャープも16分の出場で11得点をマークと、新戦力も存在感を発揮している。昨シーズン途中から断行したチーム再編が順調に行っていることを示すスタートダッシュ成功だ。