ジェームズ・ハーデン

「俺たちは0勝82敗のように感じていた」とようやくの初勝利について語る

セブンティシクサーズがホームでペイサーズと対戦。ジェームズ・ハーデンが29得点11アシストとチームを牽引し、120-106と開幕4試合目にして今シーズン初勝利を挙げている。

第1クォーター、シクサーズは4人が5得点をマークするなど8選手がスコアするバランスの取れたオフェンスを展開。また、守ってはペイサーズのフィールドゴールを22本中7本の成功に抑えることで、33-23と出だしで主導権を握る。

これでリズムをつかんだシクサーズは、第2クォーターに入っても強度の高いディフェンスを続けると、オフェンスではハーデンがこのクォーターで8得点4アシストを記録。トバイアス・ハリスとディアンソニー・メルトンが続けて得点していき前半でリードを18点にまで広げる。そして、後半に入っても常にセーフティリードを保つ安定の試合運びで楽々と逃げ切った。

ハーデンは、「俺たちは0勝82敗のように感じていた」とようやくの今シーズン1勝目について語る。そして、自身のプレーについては「ベストなシュートを打てるようにクリエイトすることを心がけている」とチームで攻めることを意識していると続けた。

この試合、シクサーズはチーム全体で43本中19本(44.2%)を成功させて3ポイントシュートを効果的に沈めた。ハリスはハーデンの5本に続く4本の3ポイントシュートを決め、18得点8リバウンドを記録。突出した数字ではないが、攻守両面での貢献が目立ち、ペイサーズの指揮官リック・カーライルも「人々はトバイアス・ハリスについて十分に話していない。彼は素晴らしい選手だよ」と称えた。

そして、前回の試合でオフシーズン中は足底筋膜炎に苦しみ十分なトレーニングを行えなかったことを明かしたジョエル・エンビードも、26得点5リバウンド3ブロックを記録して大黒柱の仕事を果たしている。ハーデンが「俺たちはこれからも努力を続けて本当に良い習慣を作り上げ、その結果とともに戦っていかないといけない」と語るように、チームの成熟度はまだまだのシクサーズだが、この初勝利を悪い流れを断ち切るきっかけにしたいところだ。