「チームメートのためになら何でもする」ジミー・バトラー『有言実行』の心意気

2018/11/09
NBA&海外
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ジミー・バトラー

写真=Getty Images

仲間のためにプライベートジェットをチャーター

ジミー・バトラーはトレーニングキャンプ開始直前になってティンバーウルブズにトレードを要求し、自分勝手な行為としてファンの反感を買った。それでも彼は「コートに立てばチームの勝利のために全力を尽くす」と宣言。ホーム開幕戦では地元ファンにブーイングで出迎えられたものの、言葉通りの全力プレーを貫くことでブーイングを『MVP!』チャントに変えて見せた。

「チームのため、チームメートのためになら何でもする」というバトラーの姿勢は、コート外でも変わらなかった。

ウルブズは11月5日と7日に敵地でクリッパーズとレイカーズと対戦した。その間の6日が休養日となり、気もそぞろとなったのがタイアス・ジョーンズだ。ジョーンズの母校であるデューク大は、この日がシーズン開幕戦。それだけではない。弟のトレ・ジョーンズの大学デビュー戦でもあったのだ。

この試合に駆け付けるべく、インディアナポリスへ向かおうとしたジョーンズだが、飛行機のチケットが取れずに困り果てていた。『The Athletic』によれば、これを知ったバトラーがプライベートジェットをチャーターし、ジョーンズの試合観戦を実現させたという。

弟のトレは、ケンタッキー大学とのNCAAシーズン開幕戦に先発出場し、6得点7アシストでデューク大の118-84での勝利に貢献。弟のデビュー戦の最中に『ESPN』のインタビューを受けたジョーンズは、バトラーへの感謝の言葉を忘れなかった。「友人のジミーが力を貸してくれた。本当に私心なく動いてくれる。本当は彼も一緒に来るはずだったんだけど、来れなくなってしまってね。でも『いいから行ってこいよ』と言ってくれた」

バトラーのおかげで弟の大学デビュー戦を観戦できたジョーンズは、翌日のレイカーズ戦にも問題なく間に合った。

今のところバトラーのトレードが成立する気配はないが、ウルブズの選手である以上、彼はこれからもチームのために全力を尽くすに違いない。開幕直前にトレードを要求したことで、『自分本位な選手』というレッテルを貼られてしまったかもしれないが、その言葉に嘘はない。