八村塁

ベンチメンバー内で最多得点を挙げるも終盤はプレータイムなし

ウィザーズvsキャバリアーズの一戦はオーバータイムにもつれる死闘となったが、ウィザーズはドノバン・ミッチェルに延長だけで7得点を奪われ、オフェンスでは4得点と失速し、最終スコア107-117で敗れた。開幕からの連勝は2で止まり、今シーズン初黒星となった。

第1クォーター中盤にコートに立った八村塁は、ポストアップしたカイル・クーズマからのスキップパスを受け取り、3ポイントシュートを成功させると、その1分後にもブラッドリー・ビールのアシストから3ポイントシュートを沈めた。さらに自身のマークにつくケビン・ラブがクリスタプス・ポルジンギスに意識を集中させた隙を突き、得意のプルアップを決める。そして、残り3分半には速攻の先頭を走りイージーなダンクを成功させて、いきなり10得点の荒稼ぎを見せた。

その後、第3クォーター途中から再びコートに立った八村はドライブからのジャンプシュートを決めると、第4クォーター序盤にはトランジションからデロン・ライトとのアリウープを成功させるなどオフェンスを牽引した。

ウィザーズは残り1分25秒で7点を追う苦しい状況に追い込まれたが、ポルジンギスが3ポイントシュートを沈め、ブラッドリー・ビールがボールを運ぶドノバン・ミッチェルからスティールしフリースローを決めると、コントロールするミッチェルのボールを奪ったウィル・バートンが速攻を決めて、土壇場で同点に追いついた。しかし、オーバータイムでは3つのターンオーバーを犯し、フリースローも5本中1本しか決められず4-14と失速した。

八村は2本の3ポイントシュート成功を含む16得点を記録し、ベンチメンバーの得点頭となったが、終盤やオーバータイムにプレータイムは与えられず、20分の出場に留まっている。