13本の3ポイントシュートを成功させた千葉Jは4選手が2桁得点を記録

10月23日、千葉ジェッツと滋賀レイクスが対戦した。第1戦を100点ゲームで勝利した千葉Jが第2戦も勢いそのままに、90-58で連勝を3に伸ばした。

千葉Jは立ち上がりで、滋賀のケルヴィン・マーティンに3ポイントシュートを許すなど不穏な立ち上がりに。0-5のランで走られた千葉Jはタイムアウトを要求し、ここから息を吹き返す。残り3分17秒に大倉颯太の3ポイントシュートで逆転すると、コーナーからギャビン・エドワーズとヴィック・ローの連続3ポイントシュートで続き、流れは千葉Jに。残り5分39秒には昨シーズンのベスト6thマンに選ばれたクリストファー・スミスが登場し、3連続で3ポイントシュートを決めるなど貫禄を見せつける。守っては4分50秒以降滋賀に得点を許さず、22-0のランに成功した千葉Jが30-11とリードして第1クォーターを終える。

第2クォーターに入ると、千葉Jはフェイスガードを受けた富樫が自由にプレーできない時間帯もあったが、11得点15リバウンドのダブル・ダブルを記録したジョン・ムーニーとエドワーズがインサイドで存在感を発揮する。しかし、第1戦で2本の3ポイントシュートを決められた狩野祐介にこのクォーター中盤でも3ポイントシュートを許し20点差まで縮められると、残り21秒にはキーファー・ラベナにファストブレイクを決められてしまう。しかし、ここで富樫が得意のプルアップから3ポイントシュートを沈めてリードを19点に戻して前半を終えた。

後半に入ると千葉Jは、エドワーズを中心にディフェンスの圧力を上げる。チームのシュートが落ちるのを見ると、素早く自陣まで戻り滋賀に速攻を許さない。オフェンスでは、滋賀の3-2ゾーンに対して西村文男とローがアウトサイドからのシュートでリードを30点に広げたところで勝負アリ。リードを保った千葉Jが大勝した。

2戦続けて大敗となった滋賀の指揮官ルイス・ギルは次のように反省した。「ボールがポストに入った時にすぐにディフェンスが寄れていたのは良かった。しかし、ディフェンスで相手にバッドショットを選ばせたのにもかかわらず、リバウンドが取れず簡単なセカンドチャンスを許してしまいました」

千葉Jのジョン・パトリックヘッドコーチは「2日連続で勝てたという点はハッピーです。最初良くなかったが、控えのメンバーの颯太、クリス、ギャビンがディフェンスで頑張ってくれました。良いことも悪いこともあったけれど、昨日と今日の試合でステップアップしたと思います」と、同一カード連勝を噛みしめた。