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長いレギュラーシーズンを見据え、まずは治療を優先

痛みを感じている左ヒザに、自己治癒力を活性化させる自己多血小板血漿(PRP)療法を受け、最低でも2週間の離脱となったディアンジェロ・ラッセル。本人も治療を優先する意向を語った。

『ESPN』によれば、ラッセルは11月26日、レイカーズの練習施設で離脱後としては初めてメディア対応を行い、「無理はしたくない」とコメント。「コートに立つには、100%の状態に回復させないといけないと感じているから」

チーム内2位の平均16.1得点を記録しているラッセルの離脱は奮闘中の『ヤング・レイカーズ』にとってはマイナスでしかない。だが、幸いにも重傷ではなく、ラッセル本人も手術は不要と考えているとのこと。

「以前から痛みがあったけれど、コントロールする術は知っているつもりさ。何をすべきではないかも分かっている。リーグは試合数が多いから、ケガをした時に健康な状態を保つのは難しい」

チームは11月27日に行なわれたホークス戦に勝利し、勝率を五分(9勝9敗)に戻した。これがプレーオフ争いの佳境であれば、多少のケガには目をつぶって無理をさせるが、まだレギュラーシーズンは始まったばかり。今の時点での強行出場はケガを悪化させ、大事な後半戦に響くやもしれない。

ましてやレイカーズは周囲の予想に反して順調に勝利数を増やし、チームとしても成長曲線に乗り始めているだけに、このままラッセル以外のケガ人を最少限に抑えられれば、西カンファレンスの8位争いに割って入る可能性は十分にある。

「今は自分のしたい動きができないんだ。ここでケガを抱えたままプレーする方法を選んで、シャープな動きを無理にやったら悪化してしまう」

PRP療法を受けてから間もなく1週間が経過するラッセルは、今週中に経過を確認する検査を受ける予定だ。

苦痛に顔を歪めるラッセル。治療を優先し、万全な状態での復帰を目指す。