秋田ノーザンハピネッツと宇都宮ブレックスが今シーズン初のホーム開幕戦へ

川崎ブレイブサンダースvsシーホース三河
マット・ジャニングをケガで欠く川崎ブレイブサンダースは前節、ファイティングイーグルス名古屋と1勝1敗の痛み分けとなった。第1戦は3ポイントシュートが不発でリバウンドでも圧倒され大敗を喫したが、第2戦は藤井祐眞とニック・ファジーカスを中心に得点を重ねて大勝した。シーホース三河はここまで京都ハンナリーズと仙台89ERSを相手に1勝1敗で、パフォーマンスが安定していない印象。カイル・オクインが徐々に本領を発揮しているが、チームの3ポイントシュート成功率はリーグ最下位の26.8%と苦しんでいる。お互いにインサイドでの得点はある程度計算できるため、バックコート陣の得点が鍵となる。

秋田ノーザンハピネッツvs琉球ゴールデンキングス
第4節で今シーズン初のホーム開催を迎える秋田ノーザンハピネッツ。前節は両日とも70点以下に抑えられて島根スサノオマジックに連敗となった。外国籍選手の得点が伸び悩む中、田口成浩や古川孝敏のベテラン勢が引っ張っている。ホームで秋田ブースターからの応援を力に変え、連敗をストップしたいところ。琉球ゴールデンキングスは前節、新潟アルビレックスBBに連勝し現在西地区首位に浮上。新潟戦でのアクシデントにより、古巣対決となる小野寺祥太の欠場が見込まれるのが残念だが、チームは開幕戦から琉球らしいバスケを展開している。ポイントはインサイドの攻防だ。前節に活躍を見せた琉球のジャック・クーリーとジョシュ・ダンカンに対して、秋田のインサイドがどう対策してくるか注目したい。

仙台89ERSvs信州ブレイブウォリアーズ
前節は、宇都宮ブレックスに惜敗した仙台89ERS。小寺ハミルトンゲイリーと外国籍選手を併用したビッグラインナップも機能し始め、昇格1年目ながら相手からすると怖い存在になりつつある。信州ブレイブウォリアーズはここまで毎節1勝1敗と星を分けているが、負けた試合はいずれも一桁点差。持ち味のスローペースと堅いディフェンスで、ロースコアゲームに持ち込めている。お互いにディフェンス重視のチームなだけに我慢の展開になるだろう。3ポイントシュートも生命線のため、激しいディフェンスを突破し、いかに確率良く成功させるかが重要になる。

宇都宮ブレックスvsアルバルク東京
ようやくホーム開幕を迎えることができる宇都宮ブレックス。相手は名勝負を繰り広げてきたアルバルク東京。しかし両チームとも、ここまで3勝3敗と思った以上に勝てていない。宇都宮は開幕3連敗したのち3連勝したが、オーバータイムや接戦など最後までもつれての辛勝。昨シーズン、チャンピオンシップで見せた圧倒的な強さはまだ発揮できていない。A東京は、ここまで第1戦で勝利し第2戦で負けることを繰り返し、なかなか波に乗れていない。勝敗に関わらず得点は大きく変わらないため、課題はディフェンスにある。群馬クレインサンダーズ戦では2試合とも第4クォーターに大量失点しているため、40分間強度の高いディフェンスを遂行できるかが鍵となる。