ブラウンとジェイソン・テイタムのエースが揃って35得点をマーク

現地18日、NBA2022-23シーズンがスタート。開幕ゲームでホームのセルティックスが126-117でセブンティシクサーズを撃破した。試合は63-63と互角で前半を終えるが、後半に入るとジェイソン・テイタムとジェイレン・ブラウンを軸にセルティックスが分厚いオフェンスで突き放しにかかる。第3クォーターでリードを10点に広げたセルティックスは、第4クォーターに入っても多くの時間帯で2桁のリードを保つ危なげない展開で余裕の勝利を収めた。

セルティックスはテイタム、ブラウンがそれぞれ35得点をマーク。また、テイタムはチームトップの12リバウンドとゴール下の守備でも奮闘した。そして新戦力のマルコム・ブログドンが16得点4アシスト2スティールと、デビュー戦から期待通りの活躍を見せている。

この試合は、8月に死去した元セルティックスのレジェンドで、チームを11度のNBA王者に導いたビル・ラッセル氏の追悼ゲームとして行われた。ブラウンは「ビル・ラッセルの残したレガシーが、自分にとってボストンであり、多くの人々にとってどのような意味を持っているのか。それを表す言葉を見つけるのは難しい」と語り、偉大な先輩への敬意を強調した。

「今夜は特別な夜だった。彼の栄誉のためにプレーできるのは素晴らしいことだ。ビル・ラッセルは伝説的な選手で、実物よりもずっと大きな人物だった。それは彼が背負っていたものの大きさによるもので、安らかに眠ってもらいたい」

一方、敗れたセブンティシクサーズでは、昨シーズン終盤からプレーオフにかけて精彩を欠いていたジェームズ・ハーデンが35得点8リバウンド7アシストを記録。持ち味の積極的なアタックでフリースローを12本獲得し、すべて成功したのは明るい材料だ。