ナシール・リトル

契約を延長し、来オフの制限付きフリーエージェントを阻止

トレイルブレイザーズが、若手フォワードのナシール・リトルとの契約延長を発表した。クラブは詳細を明かさなかったものの、『ESPN』が4年総額2800万ドル(約41億7000万円)と報じている。

2019年のNBAドラフト全体25位で入団したリトルは、今シーズンがルーキー契約の最終年だった。2019年ドラフト組は現地17日までに新しい契約を結ばないと、今シーズン終了後に制限付きフリーエージェントになるため、リトルにとってはまさにぎりぎりでの合意だった。

キャリア3年目の昨シーズン、リトルは1月下旬に肩の負傷で残りのシーズン全休となるまで先発23試合を含む43試合に出場し、1試合平均9.8得点、5.6リバウンドとキャリアベストの数字を残していた。また、リラードの戦線離脱の影響によりボールに絡む機会が増えた1月は、故障離脱するまでに出場した12試合で平均13.1得点、3ポイントシュート成功率40.3%とステップアップしていた。

今オフにブレイザーズが契約延長で引き留めた選手は、アンファニー・サイモンズ、ユスフ・ヌルキッチ、そしてリトルの3人となった。これで大黒柱デイミアン・リラードを含めた4選手を少なくとも2025-26シーズンまで契約下に置くことになっている。

肩の負傷も順調に回復しているリトルは今シーズン、ジェレミー・グラント、ジョシュ・ハート、ジャスティス・ウィンズロウとウイングのポジションで出場機会を争うことになる。リトルが故障前の勢いを今シーズンも披露し、ローテーションの一員としブレイザーズの勝利に貢献する姿に期待したい。