ラス不在の間に試されるチームケミストリー
11月5日のペリカンズ戦に122-116で勝利し5連勝を飾ったサンダーだったが、エースのラッセル・ウェストブルックが試合中に左足首を捻り、負傷するアクシデントが発生した。
ウェストブルックは、第3クォーターにリバウンドを取るため跳躍後、ペリカンズのアンソニー・デイビスの足に乗る形になり悶絶。多少のケガであれば痛みに強いウェストブルックだけに、この様子を見た誰もが深刻な事態であることを悟ったが、幸いにも骨折箇所は発見されず、足首の捻挫だけで済んだと『ESPN』が伝えた。
Russell Westbrook rolls his ankle.
(Via @UpTheThunder)
— Ballislife.com (@Ballislife) 2018年11月6日
試合後ポール・ジョージは、「ラスは痛みに強いから、彼の表情を見て、深刻な事態ということはすぐに分かった」とコメント。「ひざを押さえていたから、ひざのケガではないことを願った。不運なことだったし、状況が良くないとも言えるけれど、ひざのケガではなくて、単なる捻挫で済んで良かった」と、続けた。
ウェストブルックはチームの遠征に帯同しているものの、7日のキャバリアーズ戦は欠場する。8日には敵地でロケッツとの対戦を予定しているが、キャブズ戦の翌日に行なわれる連戦であること、そしてロケッツ戦前にはチーム練習を実施しないため、ウェストブルックの復帰は早くても10日のマーベリックス戦になると見られている。
ウェストブルックは、プレシーズン時期に左ひざの手術を受けたため、チームも大事をとって復帰を急がせないだろう。幸いにも、チームの状態は大きく改善しつつあり、ペリカンズ戦では、デニス・シュルーダーが第4クォーターだけでの11得点を含むシーズンハイの22得点を記録したほか、ジョージも23得点を決めて勝利に貢献した。ウェストブルック不在の間に、先発ポイントガードとして起用されることが濃厚なシュルーダーは、ペリカンズ戦後「ラスがケガをした瞬間、全員がショックを受けた。でも、コーチ(ビリー・ドノバン)が自分たちの背中を押してくれて、終盤に力強いプレーができた。誰であろうと、コートに立つ選手が準備を整えているからね」と語った。シュルーダーは試合後、ウェストブルックとの2ショットに「兄貴のための勝利だよ」と書き込み、Instagramに投稿した。
ウェストブルック不在はチームにとって大きなマイナス材料ではあるものの、さらにレベルアップするために必要な試練とも言える。エースの復帰までに好調を維持できるかどうか、構築されつつあるチームケミストリーが試される時だ。
Battling together.
“When he goes down, everybody was shocked a little bit for a second, but Coach pushed us and we came out strong. Whoever steps on the court is ready.” – Dennis Schröder pic.twitter.com/Et75oUzmeC
— OKC THUNDER (@okcthunder) 2018年11月6日