男子は小川瑛次郎、女子は鈴木花音が大会MVPを受賞
3x3U17日本代表が10月13日から16日にかけてマレーシアで行われていた『3x3U17アジアカップ2022』において、男女ともに優勝を成し遂げた。今大会の結果により、男女ともに来年開催予定の『3x3U18ワールドカップ2023』の出場権も獲得した。
今大会は男子が18カ国、女子は17カ国が参加。ともに各プール内で1回戦総当たりのグループラウンドを経て、準々決勝、準決勝、決勝へ駒を進めた。
男子はグループラウンドから決勝までの全5試合すべてでノックアウト勝利(ゲームクロックに関係なく、21点先取)を収めての優勝となった。中でも小川瑛次郎は1試合平均8.4得点を記録し、2ポイントシュートも初戦のイラン戦で4本、準決勝のモンゴル戦で3本を成功させてチームを牽引し、大会MVPに輝いた。
男子結果
予選プールA第1試合 日本【21-9】イラン
予選プールA第2試合 日本【21-5】タイ
準々決勝 日本【21-8】マレーシア
準決勝 日本【21-12】モンゴル
決勝 日本【21-17】インド
女子は準々決勝のウズベキスタン戦と決勝のマレーシア戦でノックアウト勝利。準決勝のチャイニーズ・タイペイ戦は日本が追いかける時間が続き、中盤では2ポイントシュートを含む連続得点を相手に許し7点ビハインド(7-14)を背負った。相手の強気なディフェンスを前になかなか反撃の機会をつかめなかった日本だが、残り4分を切ったところで下田美希のキックアウトから佐々木凜が2ポイントシュートを決めると、鈴木花音も2ポイントシュートで続きリズムを取り戻す。ボールへの執着心で上回ることでセカンドチャンスをモノにし、ジリジリと点差を詰めていく。そして終盤で日本はここ一番のディフェンスを発揮する。相手の攻守の切り替えのところで、日本は立て続けにボールを奪って連続得点を挙げると、残り41秒でついに逆転。その後、日本が1点をリードしては追いつかれる時間が続き、18-18で迎えたラストポゼッション。山宮好葉のドライブに合わせた下田が残り1.6秒でファウルを獲得。1本目のフリースローは外すも、2本目を見事に決め切り、最終スコア19-18で勝利して決勝進出を決めた。チャイニーズ・タイペイ戦で7得点を挙げ、大会を通じて1試合平均6.2得点を記録した鈴木が大会MVPを受賞した。
女子結果
予選プールC第1試合 日本【16-9】モンゴル
予選プールC第2試合 日本【18-4】香港
準々決勝 日本【21-13】ウズベキスタン
準決勝 日本【19-18】チャイニーズ・タイペイ
決勝 日本【21-7】マレーシア
3x3U17アジアカップ2022出場メンバー
男子
6 石口直(G/ 180cm/ 東海大学附属諏訪高校)
7 武藤俊太朗(F/ 190cm/ 開志国際高校)
10 小川瑛次郎(F/ 187cm/ 羽黒高校)
11 内藤耀悠(F/ 192cm/ レバンガ北海道U18)
女子
2 山宮好葉(G/ 162cm/ 東京成徳大学高校)
7 佐々木凜(F/ 176cm/ 秋田県立湯沢翔北高校)
9 鈴木花音(F/ 174cm/ 明秀学園日立高校)
16 下田美希(G/ 175cm/ 埼玉栄高校)