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ディフェンスの修正能力が光ったウォリアーズ

14勝2敗で西カンファレンスの首位に立つウォリアーズと5勝10敗のティンバーウルブズが対戦した。24日のレイカーズ戦で足首を負傷したドレイモンド・グリーンを欠くウォリアーズは、ハイペースな点の取り合いでウルブズに後れを取る。ウルブズを牽引したのはカール・アンソニー・タウンズ。第1クォーターだけで12得点を奪う活躍ぶりだった。

だが、第2クォーターに入るとウォリアーズが立て直す。ヘルプディフェンスを多用してイージーな得点を許さず、このクォーターを15失点でまとめる。攻めでは得意のアーリーオフェンスを展開し、9-0のランで逆転すると、ケビン・デュラントのブザービーターとなる3ポイントシュートで締めて56-48とリードして前半を終えた。

後半に入ると徐々に地力の差が出始める。ウォリアーズは堅守でウルブズにインサイドを使わせず、外のシュートや1対1が多くなる。ザック・ラビーンが個人技で得点を奪うも、ウォリアーズはそれ以上のペースで得点を量産していく。

素早いトランジションからステファン・カリーとデュラントが3ポイントシュートを沈め、ハーフコートオフェンスでもチームの連動で有利な状況を作り出す。オフェンス力の差が出て、第3クォーターを終えたところで90-73とウォリアーズがリード。第4クォーターに入るとウォリアーズは主力とベンチメンバーを組み合わせながら戦い、終始10点前後のリードを保って勝利した。

カリーが34得点、クレイ・トンプソンが23得点を記録。デュラントが28得点10リバウンド6ブロックとディフェンス面でも勝利に貢献した。

敗れたウルブズはラビーンが31得点と孤軍奮闘。第1クォーターで12得点を挙げたタウンズは、ウォリアーズにアジャストされた後はインサイドを攻略できず、18得点で試合を終えている。

グリーン不在にもかかわらずウォリアーズらしい戦い方で11連勝をマーク。昨シーズン以上の攻撃力で西カンファレンスの首位をがっちりキープした。

高い身体能力を武器にチームトップの31得点を挙げたラビーンだが、勝利を得ることは出来なかった。