ラッセル・ウェストブルック

「僕の振る舞いはNBAでのキャリアを通じてずっとやってきたもの」

レギュラーシーズン開幕を数日後に控え、レイカーズにまた一騒動が起きている。プレシーズンゲーム5試合目となったティンバーウルブズ戦で、ラッセル・ウェストブルックは明らかにフラストレーションを溜めていた。その対象は対戦相手ではなく、審判でもなく、チームメートのように見えた。

彼は試合前にチーム全員が組むハドルに加わろうとせず、ベンチに残っていた。試合中にパトリック・ベバリーがコート上の5人を集めてハドルを組もうとした時も無視し、アンソニー・デイビスに促されても両膝に手を当てて動かない姿勢を示した。

もともとベバリーとウェストブルックは、若手時代から対立しあってきたライバル。同じレイカーズに所属するようになって友情を築いたかに見えたが、それが本物かどうかはこれから一緒に戦ってみなければ分からない。少なくともハドルに加わらない行為は、ベバリーにとって困惑か怒りの感情を呼んだはずだ。

ウェストブルックが自らチーム内で孤立するように動いている、あるいは新たなチームメートとなったベバリーのリーダーシップを認めないかのような振る舞いであり、チームの結束を高めるプレシーズンゲームにおいてはマイナスな行動だ。

残念ながら、加入1年目の昨シーズンのパフォーマンスが悪く、チームも低迷したため、レイカーズファンの一定数はウェストブルックのことを認めていない。再出発のシーズン開幕を前にこの映像が出回ることで、彼はまた批判されることになる。

それでもウェストブルックはベバリーとの関係を「最高のもの」と語り、ハドルに加わらない映像についても「編集された映像だから、僕は気にしない」と苦笑混じりでコメントした。「インターネット上では誰かが好きなように編集したものが出回るんだ。僕の振る舞いはNBAでのキャリアを通じてずっとやってきたものだ。本当かどうか確認してほしいね」

「僕はただ自分の仕事をして、競い合うだけだ。映像は好きなように編集できるけど、それが正しいかどうかの判断は僕のすることじゃない。僕は生粋のチームプレーヤーであり、これまでどのチームメートとも関係を悪くしたりはしなかったし、これからもそうしていくつもりだ」