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11月中の復帰をノビツキー本人が示唆
21年目の大ベテラン、ダーク・ノビツキーの復帰が近づいている。
ノビツキーは先週のロサンゼルス遠征中、「トレッドミルでのランニング、シュート練習を少しずつ始めたところ。これからペースを上げて、身体を実戦に向けたシェイプにしていきたい。数週間はかかるかな」と語った。指揮官のリック・カーライルも「11月中にダークが戻ってくれれば素晴らしい」とコメントしている。
40歳のノビツキーは、今年の4月に左足首の手術を受け、オフの間リハビリを続けてきた。しかし、トレーニングキャンプ前に状態が悪化したことを本人が明かし、プレシーズン中はチーム練習には参加せず、別メニューで調整を続けてきた。
昨シーズン77試合に出場し、平均12得点、5.7リバウンド、フィールドゴール成功率45.6%、3ポイントシュート成功率40.9%というスタッツを残したノビツキーは、コンディションさえ良好ならまだ第一線で活躍できる。キャリア初のシックスマン起用が濃厚な21年目のシーズンに向けたモチベーションも充実しているようで、10月下旬のホークス戦の前には、ともに1998年のドラフトで指名されたビンス・カーターと揃ってインタビューに応じ、バスケットボールへの愛情と情熱を語ったばかり。
現在6連敗中のマブスにとっても、球団の顔であるノビツキーの復帰は、状況を好転させるきっかけになるだろう。月末までに復帰できれば、強豪セルティックス、ロケッツとの試合に出場できるかもしれない。トレードマークであるフェイダウェイシュートが見られる日は、もうすぐだ。