第4戦まで不調だったデマー・デローザンが復調、34得点の大活躍。
4月26日にエアカナダ・センターで行なわれたプレーオフ1回戦第5戦、ペイサーズvsラプターズは、13点差から逆転したラプターズが102-99で勝利し、シリーズ突破に王手をかけた。
2勝2敗のイーブンで迎えたホームでの第5戦で、ラプターズが意地を見せた。
77-90のビハインドから始まった第4クォーター、ラプターズは開始から15-2の猛攻で試合を振り出しに戻す。その直後にはデマー・デローザンとコーリー・ジョセフが3ポイントシュートを立て続けに決め一気に逆転。リードを6点(98-92)に広げる。
しかし、ペイサーズも底力を出し、決して勝負を諦めない。残り2分27秒からポール・ジョージのリバースレイアップ、マイルズ・ターナーのバンクショット、ソロモン・ヒルの3ポイントシュートとたたみかけ、1点差(99-100)まで詰め寄る。
残り13.9秒、デローザンが2本のフリースローを慎重に沈めてラプターズがリードを3点(102-99)に広げたのに対し、ペイサーズはモンテイ・エリスのシュートが外れた後のリバウンドをきっちり取り、残り2.7秒でタイムアウトを要求。
再開後のペイサーズは、ジョージからのパスを受けたヒルが素早く3ポイントシュートを放つ。これが試合終了のブザーと同時に決まり、延長戦に突入するかに思われたが、ビデオ判定の結果、ブザーが鳴った後のリリースと見なされ、この得点は無効に。
結果、追い詰められながらもラプターズが勝利を挙げ、準決勝進出まであと1勝に迫った。
ラプターズにとってはホームコートで勝ち切ったことも好材料だが、デローザンの復調も大きい。第4戦までフィールドゴール71本中21本と苦しんだエースは、この日22本中10本、フリースロー13本中12本の34得点を記録。試合後、「辛抱強さが大事」と語ったデローザンのパフォーマンスが、ここにきてようやく上がり始めた。
セルティックス | 83 | – | 110 | ホークス |