モラントとのマックス契約に続き、中心選手の引き留めに成功
グリズリーズがスティーブン・アダムスとの複数年の契約合意を発表した。『ESPN』によれば、契約内容は2年総額2520万ドル(約36億4,500万円)に及ぶという。今シーズンが現行の契約最終年だったアダムスは、これで2024-25年までグリズリーズの契約下となった。
29歳のアダムスは、昨年8月にトレードでペリカンズからグリズリーズに加入。昨シーズンは76試合に出場し平均6.9得点に加え、ともにキャリアハイとなる10.0リバウンド、3.4アシストを記録した。また、オフェンスリバンド349本はリーグトップの数字で、チームのプレーオフ進出に寄与した。また、強靭なフィジカルを生かし、スクリーナー役として味方がプレーをしやすい状況を作り出すなど、スタッツに出ない部分での貢献も大きく、ゴール下の守護神として彼の引き留めに成功にしたのはグリズリーズにとって大きいだろう。
今オフ、グリズリーズはカイル・アンダーソン、ディアンソニー・メルトンと2人のローテーションプレーヤーが去ったが、大黒柱のジャ・モラントとはマックス額での5年の延長契約を結んだ。また、昨シーズンに平均16.3得点、5.8リバウンド、リーグ1位の2.3ブロックを挙げたジャレン・ジャクソンJr.も、2025-26年シーズンまでの契約を結んでいる。今回のアダムスとの契約延長と合わせ、コアメンバーの維持を着実に進めている。
これからは今シーズンが契約最終年となる先発スモールフォワードのディロン・ブルックス、同じくルーキー契約の最終年となるブランドン・クラークの去就が注目を集める。彼らも複数年契約でキープできれば、リーグ屈指の強豪チームの基盤をより強固なものとできるが、サラリーキャップとの兼ね合いの中、首脳陣はどんな選択をするだろうか。