名門セルティックスで91番をつける史上初の選手に

セルティックスに1年契約で加入したブレイク・グリフィンは自身の背番号に91を選んだ。ちなみにリーグ有数の伝統を誇るセルティックスで、90番代の背番号を着用するのは今回のグリフィンが史上10人目となり、91番はチーム史上初とのことだ。そして、地元紙『ボストン・グローブ』によると、この番号を選択したのはリーグ史上に残る名リバウンダー、デニス・ロッドマンへの敬意が理由だという。

グリフィンはクリッパーズ時代に32、ピストンズ時代は23、昨シーズンまで在籍したネッツでは2を着用していたが、今回はこれまでと全く繋がりのない数字を選んだ。と言うのも、グリフィンは2度の3連覇達成で王朝を築いた1990年代ブルズの大ファンで、90年代のブルズを描いたドキュメンタリーシリーズ『The Last Dance』については過去に「すべてのエピソードを何度も見た」と語ったほどだ。そして、2度目の3連覇に大きく貢献したロッドマンが当時のブルズで着用していた背番号が91だ。

クリッパーズ時代には2011年から5年連続でオールスターに選出されるなど、かつてはエーススコアラーとして活躍していたグリフィンだが、近年はロールプレーヤーとなり、昨シーズンのネッツでも平均17.1分のプレータイムで6.4得点、4.1リバウンドに終わっている。セルティックスでもジェイソン・テイタム、ジェイレン・ブラウン、マーカス・スマートといった中心選手をサポートする役割を担うと予想されるが、ロッドマンのような泥臭いハードワークを遂行する、縁の下の力持ちとして健在ぶりを示したいところだ。