ラッセル・ウェストブルック

写真=Getty Images

ジョージ「リーグで最も厄介な選手の一人」

19点リードから逆転負けを喫した試合後、ホーネッツ指揮官のジェームズ・ボーレゴは、「ゲームプランのエラー」と、敗因を分析した。だが、サンダーのポール・ジョージは、この日29得点8リバウンド10アシスト3スティールを記録したラッセル・ウェストブルックを「リーグで最も厄介な選手の一人」と形容し、ウェストブルックのパフォーマンスが勝因と主張した。

サンダーは、第3クォーター序盤までに19点のビハインド(47-66)を背負う展開を強いられながらも、ウェストブルック、それからキャリアハイとなる25得点をあげたアレックス・アブリネスを中心に逆転し、111-107で勝利を収めた。

10本中5本の3ポイントシュートを成功させたアブリネスは「相手のディフェンダーには選択肢が2つある。ラスへのヘルプディフェンスをして自分をオープンにするか、自分についたままでいて、ラスがレイアップを決めに行くかのどちらか」と、ジョージ同様にウェストブルックが持つインパクトの大きさを説明した。

オープンなシュートを決めたアブリネスのプレーも大きかったが、トランジションからのプルアップジャンプシュート、豪快なダンクでホーネッツの守備を崩壊させたのはやはりウェストブルックだった。またウェストブルックは守備でも貢献し、今シーズン平均30得点のケンバ・ウォーカーを徹底的にマークして、前半は1本もフィールドゴールを決めさせなかった。

第4クォーター終盤に試合をひっくり返したサンダーは、残り1分43秒からアブリネスのジャンプシュート、デニス・シュルーダーの3ポイントシュート、ウェストブルックのレイアップと続けて決めてリードを拡大。そして残り13秒には、ウェストブルックがシュルーダーのアシストからボースハンド・ダンクでリムを揺らして勝負を決めた。

開幕4連敗を記録したサンダーだったが、3連勝で勝率5割復帰まであと1勝に迫った。明日も敵地でウィザーズと対戦する予定で、連戦という厳しい日程だが、この勢いのまま4連勝をマークし序盤の遅れを取り戻したいところだ。